動物たちのために私が出来ることは? 一歩踏み出して気持ちを形にしてみよう
中学校や高校に出向いて、犬や猫をとりまく課題や現状を伝える「いのちの教室」を開催している広島県のNPO法人SPICA代表の山下育美さんが22日、私たちが犬や猫のためにどんなことができるかを伝えるトークライブを行った。sippoが主催しているオンラインチャリティーイベント「みんなイヌ、みんなネコ」の一環。
山下さんは、これから動物のために何かをしてみたい人がどんなことが出来るかについて、「直接動物と関わる」「間接的にサポートする」「ほとんど何も出来ない場合」の3つに分けて説明した。
直接動物と関わる形として、まず保護犬や保護猫を譲り受けて飼うことをあげた。さらに、保護施設などで散歩したり遊んだりといったボランティアをする方法もあるとし、「人手が少ないと最低限のお世話しかできない。散歩や遊びは大変だけど、ぜひ手伝ってもらえたらいいと思う」と話した。その際の注意点として、「ボランティアのルールを守る」「自分に出来ないことは、無理せず出来ないということが大事」「動物の表情から感情がわかるようになるなど、動物のことを勉強する」ことなどを挙げた。
間接的にできることとしては、選択肢のひとつとして寄付を紹介。注意点として「寄付先の活動報告や収支報告を確認し、動物のために使ってくれるところかどうか見極めてほしい」と述べた。ほとんどなにも出来ないけど何かしたい、という場合は「現実を知って考えようとしてほしい。動物について知っている人は少ないので、生態や正しい飼い方を知ってもらいたい」と述べた。
山下さんは最後に、「動物愛護が特別な人の特別な活動になってはいけない。一人ひとりが動物に向き合うのが大事で、出来る人ができることをやっていく。小さい力が集まって、最終的に社会を変えられたら、動物も人間も幸せになれる」と話し、トークを締めくくった。
◆山下さんが伝えてくれた「私たちに出来ること」は、この記事でご紹介した以外にもまだまだあります。ぜひトーク動画をごらんください。動画はこちらからご覧頂けます。
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