ロボット掃除機が進化した! 飼い主目線で新モデルをチェック
ペットオーナーを悩ませる、部屋の掃除にまつわる問題。抜け毛がたまったり、猫のトイレの砂が散らばっていたり……と、ペットはかわいいけれど、部屋の掃除は何かと大変ですよね。
今回は、その掃除をラクにしてくれると人気のロボット掃除機に、新しいモデルが登場すると聞き、猫6匹と暮らすライターが飼い主目線で取材をしてきました。
床のお皿は片付けなくていい!
今回新しいモデルが発表されたのは、三角形のフォルムでおなじみ、パナソニックのロボット掃除機RULO (ルーロ、MC-RSF1000)。発売日は4月20日予定、オープン価格です。
ロボット掃除機カテゴリーの国内販売台数は、前年103%(パナソニック調べ、推定)と堅調に推移しているとはいえ、まだまだ迷っている人も多いそうです。
購入を迷う理由の1つは「事前の片付けが面倒」だからだそう。たしかに従来のロボット掃除機は、走行しやすいように、あらかじめ床においてあるモノを片付けたり、イスを動かしたりする必要がありました。
実は私も、ロボット掃除機に興味はあるけれど購入まで踏み切れなかった理由のひとつが、この「事前の片付け」でした。
というのも、ペットを飼っていると移動しづらいものが意外と出てきますよね。なかでも水飲み用の食器とトイレは基本的に出したままなので、いちいち片付けなければならないとなると面倒。しかも毎日のこととなると大変です。
その疑問をパナソニックにぶつけてみたところ、新モデルにはその不満を解決する技術が搭載されたそうです。「レーザーSLAM」という空間認識技術で、半径8mの床を360°リサーチして、部屋全体の間取りと自分の位置をすばやく正確に把握。さらに、計29個ものセンサーとあわせて障害物を検知し、衝突を避け、物を無理やり押しやるようなこともなくなるのだとか。
また、全体を把握して効率よく掃除を行えるので、掃除後のゴミの取り残しの量も従来の約1/3に減少したといいます。
ロボット掃除機が水のお皿に衝突して、周囲がびしょびしょ…なんていうトラブルがなくなるのは安心ですね。さらに、しっかりキレイになるのはうれしいところです。
段差も乗り越えしっかり掃除
加えて新型ルーロには、高さ25mmまでの段差なら、自動で検知して、自分で本体を持ち上げて乗り越えて進む「アクティブリフト」機能も搭載されているそうです。
この機能により、従来型のようにマット類を巻き込むことがなくなりました。ペットのために敷いていた柔らかいマット類でも、その上に乗ってマットをしっかり掃除をすることが可能なのだそうです。
ペットのために敷いたマットこそ、ペットの毛などがつきやすく、ぜひ掃除したいポイント。巻き込んだり、潜り込んだりせず、きれいにしてくれるのはうれしいなと思いました。
濡れた汚れは拭いてから
今回取材をしてみて、ロボット掃除機はますます使いやすく、便利になっているという印象を受けました。一方、新型モデルに限った話ではありませんが、ペットのいる家でロボット掃除機を使うときに気を付けたほうがよいと感じた点もありました。
・床に濡れた汚れがあるときは先に拭いてから!
猫はよく毛玉などを吐き出します。そうした吐しゃ物に気づかないまま、ロボット掃除機が動き回ると、濡れた汚れを塗り広げることになってしまいますよね。
床面に何かがこぼれているときも同様です。ロボット掃除機をスタートさせる前に、濡れた部分があるならふき取ってから動かすのが、賢明だと思いました。
・細かいおもちゃ類は片付けて!
レーザーセンサーで障害物は探知するものの、大きさ数センチ程度の小さなおもちゃはゴミと判定して吸い込んでしまうことも。中には長いヒモがついていたりもするので、ロボット掃除機の故障の原因にもなってしまうそうです。
ロボット掃除機のためだけでなく、小さなおもちゃやヒモ状のものはペットの誤飲事故にもつながります。日ごろから出しっぱなしにしないようにしたいですね。
結局、ペットを飼っていると、ロボット掃除機を使う前に最低限の部屋の点検は必要になるとは思います。それに、できるだけ不在のときには使わない、などの工夫も必要です。
それでも、掃除というペットオーナーの悩みの1つを、ラクにしてくれるのはうれしい限り。使い方をよく考えて、賢く利用したいと思いました。
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