乳飲み子救いたい 子猫を引き取り、保護猫カフェをオープン
飼い主募集型の保護猫カフェ「にゃんこメリー」が20日、高知県日高村九頭にオープンする。
新築の店内では、トラ柄や白黒模様などの人なつっこい子猫10匹が、活発に走り回ったり、おもちゃで遊んだりしていた。同店の猫の多くは、生後まもなく保健所から引き取られた。
授乳期の猫は一日中、ミルクや排泄(はいせつ)の世話をする必要があり、保健所では世話がしきれない。県によると、県内で殺処分される猫のほとんどが授乳期の子猫だという。
「子猫の命を救いたい」。店主で日高村在住の田中幸絵さん(35)は1年半前に保護猫カフェ開店を決意した。自宅横の倉庫を改装し、今年5月、保健所から子猫を引き取った。
2~3時間ごとにミルクを与え、排泄(はいせつ)を手助けするなど献身的に世話を続け、子猫たちはすくすくと成長した。田中さんは、「お客さんも猫たちも癒やされ、楽しめる場所になってほしい」と話している。面談や試行期間を経て問題がなければ、猫の飼い主にもなれる。
料金などの詳細は、ホームページ(http://wwwa.pikara.ne.jp/nyanko-merry/index.html)。
(湯川うらら)
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