飼育放棄防止に「犬猫の飼い主に免許制を」 環境省に署名提出
ミュージシャンの坂本美雨さんらが25日、今国会中にも行われる動物愛護法の改正で、犬猫の飼い主への免許制を導入するよう求める署名を、環境省に提出した。署名は、坂本さんがボランティア活動をしている東京都内の動物愛護団体「ランコントレ・ミグノン」が2016年9月から集めていたもので、計3万5947筆。
坂本さんはミグノン代表の友森玲子さんとともに環境省を訪れ、勝俣孝明・環境政務官に署名を手渡した。署名では「安易な衝動買いや高齢を理由とした飼育放棄など、飼い主の無責任が多くの問題の原因となっている」などとして、犬猫の飼い主に免許制を導入するよう要望。ほかにも犬猫の繁殖業者やペットショップに対して、8週齢規制や飼育施設の大きさに関する数値規制などを設ける必要性を訴えている。
勝俣政務官は、「思いをしっかり受け止める。超党派の議員連盟が進めている動物愛護法の改正案作りの参考にしたい」などと話して、署名を受け取った。
署名の提出後に友森さんは、「多くの注目を集めたなかで、動物愛護法の改正は行われる。(環境省や国会議員など法改正に携わる人たちには)よりいっそう身を入れて、改正に取り組んでほしい」と要望。また坂本さんは、「多くの動物愛護団体は業者への規制強化を強く求めているが、需要がなくなれば供給もなくなる。飼い主へのライセンス制(免許制)を導入して意識をあげることは、業者を変化させる一番の近道だと思う」と話した。
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