洪水の危機知らせた伝説の忠犬 石川の駅にモニュメント設置
IRいしかわ鉄道の津幡駅で10日、同鉄道開業4周年を記念し、石川県津幡町に伝わる忠犬伝説にちなんだ犬のモニュメントのお披露目があった。
北陸新幹線金沢開業でJRから経営分離された並行在来線を引き継いだIRいしかわ鉄道は14日、開業4周年を迎える。一方、町には犬が住民に洪水の危機を知らせた伝説がある。そこで同鉄道は、駅近くの石川工業高等専門学校建築学科の内田伸准教授と学生たちに毛並みの表現や色を相談しながら、繊維強化プラスチックを使って白い犬のモニュメントを制作した。
この日のお披露目で、同鉄道の七野利明社長が「犬がテーマの駅はそうない。愛犬家やIR利用者、地域のみなさんに楽しんでいただきたい」とあいさつ。学生たちがモニュメントに駅員の帽子をかぶせ、駅員の制服と同じ生地で作られたマントを着せた。
同高専出身の内田准教授は通学や通勤で約20年間、津幡駅を利用しているという。「忠犬伝説の犬は、普段から街を見守っていたから異常を知らせることができたのだろう。駅員も日常を見守りながら変化を知らせる存在。誠実でまじめな駅員さんをイメージしてつくりました」と話した。
(沼田千賀子)
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