犬猫の「社会化」って何? おしえて!しっぽ情報局vol.32

 子犬や子猫の「社会化」って聞いたことありますか? ペットとして人間社会の中で幸せに暮らすために、必要で大切な学習です。

※この記事は集英社クッキーで連載中の「路地裏しっぽ診療所」(斉藤倫・作)とsippoとのコラボ連載です。

「社会化」は生まれてからごく小さい時に、どんな環境でどう過ごしたかが大きく関係しています。

 ペットの問題行動と言われるものには「社会化」が上手くされていないことが、原因の1つである可能性があります。

 一般的に社会化期は、犬の場合、生後約3週~16週齢、猫の場合生後約2週~9週齢と言われています。その時期に親兄弟と共に過ごすことで、他の動物とのコミュニケーションのとり方を学びます。

 2013年の動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)の改正で、やっと「生後56日までは販売目的で親元から離さない」と決まりました。(ただし付則として、施行後3年は45日、その後別に法律で定める時まで間は49日と読みかえる)

 社会期である小さい頃に親兄弟と離されると不安性な性格になり、問題行動を起こしやすい傾向があります。

 ですが、親兄弟の代わりに、他の動物や人間と深く関わって暮らすことで、社会化を補うことは出来るでしょう。



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 動物が苦手な女子大生・雨野なずなは、ボロボロの放浪犬を拾ったことをきっかけに、動物病院で働くことに。そこで様々な理由で傷ついた動物たちと触れ合ったなずなは、ペットが直面する“現実”を知っていく。なずなを通し、人間と動物たちのあり方を描く作品。

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斉藤倫
愛知県出身。1981年「なんとなくあいつ」でデビュー。「17EASY」「世界はみんなボクの為」など、代表作多数。現在、集英社Cookie(奇数月26日発売)にて「路地裏しっぽ診療所」を大人気連載中!

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