「猫宮司」あいちゃん 神社の境内をパトロールする守り猫
岡山市北区番町2丁目の伊勢神社で、雄猫あいちゃん(7)が「名誉宮司」を務めている。2千年以上の歴史があるという神社の守り猫として境内や周辺のパトロールに励んでいる。
からん、からん。拝殿の鈴が鳴ると、玄関へ出向く。参拝者の後をついて歩き、見慣れない車が駐車場にあればにおいを嗅ぐ。ひなたではごろんと寝転んで毛繕いに精を出す。
あいちゃんは最初、神社の近所に住む人に飼われていた。境内の雰囲気を気に入ったのか、何度も来るようになり、ついに神社にすみ着いた。宮司の見垣安邦さん(79)が家族に迎えたら、人なつこい性格で愛想も良く、人気になった。
皆に愛される姿を見た見垣さんは、和歌山電鉄の「たま駅長」をヒントに、あいちゃんを「名誉宮司」に任命した。SNSを通じて口コミが広まり、あいちゃん目当ての人も訪れるようになったという。
見垣さんは「拝殿にちょこんと座って参拝する方を見る姿は、まさに神の眷属(けんぞく)のよう。これからも長生きして見守ってほしい」と話した。
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