「殺処分ゼロ」めざして 猫とマッチングもできる譲渡交流施設

リビングルームを模した「猫マッチングスペース」が設けられた=神山町阿野
リビングルームを模した「猫マッチングスペース」が設けられた=神山町阿野

 徳島県が動物愛護管理センター(神山町阿野)に整備を進めていた譲渡交流拠点施設が17日、オープンした。センターは譲渡事業の拡大により、「殺処分ゼロ」を目指している。

 新施設は、鉄筋2階建て延べ約270平方メートル。犬と猫各50匹を収容できる飼育室や観察室、引き取り希望者と猫を引き合わせる、「猫マッチングスペース」などがある。災害時には飼い主とはぐれたペットを保護する。総事業費は約1億1千万円。県は、2016年度437匹の譲渡を600匹に増やすことを目標にしている。

 開所セレモニーでは、県が公募していた施設の愛称が「きずなの里」と発表され、考案した徳島市の会社員川端絵里さんが表彰された。センターでボランティア活動をしている石井町の遠藤由依さん(15)は「5年前にセンターから犬を引き取って飼っています。新しい施設は犬や猫たちも過ごしやすそう」と話していた。

(福家司)

朝日新聞
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