治療費もごはん代もないニャ…館長見習いの保護猫クロに募金を

高知県四万十市具同のトンボや魚の展示施設、四万十川学遊館で「ネコ館長」を育成するための募金を呼びかけている。現在、黒ネコの「クロ」が館長見習い中だが、同館を運営する「公益社団法人トンボと自然を考える会」は資金不足で餌代や医療費、飼育ケージ代などを負担できないという。
クロは、昨年6月上旬に四万十市内の市道をふらつきながら歩き、車にはねられそうなところを同館のスタッフが保護した。両目が目やにでふさがっていたので獣医師に診てもらったところ、重度の眼病を患い、全身にハジラミの卵が付着していた。治療である程度は元気になったものの、病気の影響か成長が遅く、鼻炎の症状も残っている。人間なら18歳ぐらいで毛の色つやがいい。
同会常務理事の杉村光俊さんは「病気でもらい手がなく、ここで世話をすることになりました」。「仕事」は正午から1時間は事務所の警備、同5時の閉館後は館内を見回っている。寄付すると頭をなでたり、だっこしたりして触れ合える。
(菊池均)
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