空襲を免れた高貴な猫の「ふすま絵」 名古屋城本丸で公開展示

名古屋市は、名古屋城本丸御殿(名古屋市中区)で国重要文化財のふすま絵「麝香猫図(じゃこうねこず)」を展示すると発表した。3月24日から4月9日まで、表書院一之間で見ることができる。
麝香猫図は江戸時代初期、狩野派の絵師によるもので、本丸御殿内に設置されていた。日本で高貴な生き物と考えられていたジャコウネコやタンポポの花が描かれている。本丸御殿は1945年5月の空襲で天守とともに焼失したが、ふすま絵は空襲前に移動させており無事だった。
名古屋城観覧料の500円(市内在住の65歳以上は100円、中学生以下は無料)で見られる。
(諸星晃一)
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