盲導犬の育ての親になろう パピーウォーカーの講習会

今年はいぬ年。盲導犬の訓練施設「富士ハーネス」(富士宮市人穴)で14日、盲導犬を目指す子犬を飼育するボランティア「パピーウォーカー」らを対象にした講習会が開かれた。ラブラドルレトリバーの子犬6頭と6家族が参加した。
日本盲導犬協会運営の「ハーネス」で生まれた子犬は、生後2カ月から10カ月間、一般家庭に預けられ、人と一緒に暮らし、人に愛情を注ぐことを学ぶ。その後、1年間、専門的な訓練を受けた末、適性検査に合格して盲導犬になれるのは3~4割という。10歳まで視覚障害者らを手助けして一緒に暮らす。

14日の講習は、生後4~5カ月の子犬が対象。雌犬のカレンと参加した浜松市中区の内藤一三さん(69)夫妻は6頭目の飼育。「10年以上生きる犬を最後まで面倒を見切れるか分からないので、お役にも立て、1年ずつ飼えるパピーウォーカーになった」。沼津市の会社員立岩大地さん(36)は盲導犬の訓練士になりたいという娘の小学4年そらさんの夢を応援するため、初めて応募した。講習は、犬たちが1歳になるまで毎月1回開かれる。
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