高野山の案内犬「ゴン」石像、金のおしゃれ
高野山への町石道の出発点にある世界遺産の慈尊院(九度山町)で、かつて参詣(さんけい)者の道案内をしていた犬のゴンの石像が、金色の羽織と金色の背景の板で飾られている。
寺によると、ゴンは1980年代後半から慈尊院あたりに住み着いた元野良犬で、参詣者の道案内をするように慈尊院から高野山上まで通い、「お大師さんの犬」などと親しまれたが、2002年に息を引き取った。その後、「高野山案内犬ゴンの碑」が境内の弘法大師像の横に建てられた。
今年が戌(いぬ)年ということで金色の飾りを付けることになったといい、安念清邦住職は、これからも訪れる人にゴンの話をし続けていきたい、としている。
(鈴木芳美)
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