犬猫の多頭飼育崩壊の防止に「事前届け出の義務」検討 神奈川県
多頭の犬猫所有者が飼育を続けられなくなる「飼育崩壊」。これによる犬猫の健康状態の悪化や自治体の引き取り増などを防ごうと、神奈川県は多頭飼育の事前届け出義務を課す方向で検討を始める。7日の県議会一般質問で、西村恭仁子氏(公明)の質問に黒岩祐治知事が答弁した。
動物の愛護及び管理に関する法律では、所有者が引き取りを求めた際は、原則として都道府県や政令指定都市が引き取るよう定めている。
県によると、2006~15年度の間に引き取った犬は369匹から66匹に、猫は571匹から43匹に減った。だが16年は、大和市内で76匹の猫の所有者が飼育崩壊し、県が引き取ったことで猫が162匹に増えたことが背景にあるという。同法では、多頭飼育の届け出措置を講じることも記されており、それを元に検討する。
(岩堀滋)
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