猫好きが高じて作った清酒「ねこ正宗」、ほのかな甘みで人気

「ねこ正宗」を手に正門前に立つ今宿さん=滋賀県東近江市八日市上之町
「ねこ正宗」を手に正門前に立つ今宿さん=滋賀県東近江市八日市上之町

 ネコ好きが高じて「近江ねこ正宗」を売り出した今宿喜貴(いまじゅくよしたか)さん(43)が4代目を務める近江酒造(東近江市八日市上之町)。八風街道が南下する上之町交差点付近から東へ約150メートルに蔵を構える。27日午前10時に訪ねた。


「ネコブームだというのは意識していました」と今宿さん。ただ、「小さいときからネコを飼っていたので、ネコの銘柄を作るのは自然な成り行き」とも。4年前から試作は始めていたという。


 本格派にしたいとこだわり、納得の酒に仕上がった昨夏から販売。うまみがあってほのかな甘みもある。ネコのとんがり耳をかたどりピンクの鼻も付けた斬新なラベル。今年は昨年より2、3割売れ行きが伸びているそうだ。


 2015年に出した銘柄「近江龍門」は全国燗酒(かんざけ)コンテストのプレミアム燗酒部門で2年連続「最高金賞」を取り、今年も「金賞」に輝いた。いわば「龍」と「猫」の兄弟(姉妹?)が蔵をもりたてている。ネコブームが終わったらどうしますか、と質問しようとしたら、遮るように今宿さんは「なくす気は全くありません」。


(阿部治樹)

朝日新聞
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