ペット用の“喪中はがき” ペットロスの悪化防止に

ペット用喪中はがきのサンプル
ペット用喪中はがきのサンプル

 そろそろ、年賀状の準備に取り掛かる季節。しかし、ペットを亡くし、なかなか年始を祝う気持ちになれない……という人のために「ペット用喪中はがき」が販売されている。


 ペット用喪中はがきを販売するのは、ペット用仏壇・仏具の専門店「ディアペット」。取締役で店舗運営責任者の関口真季子さんは、自身やスタッフたちもペットを亡くした経験があることから「2~3年前からペット用喪中はがきの構想はあった」と話す。しかし、なかなか販売に踏み切れなかったという。


 というのも、喪中はがきをペット用として出すことが、一部の人にとっては不謹慎ととられる可能性もあるのでは……と考えたからだ。


 一方で、ペットの死を人と同じように想い偲ぶことは、ペットと共に暮らしていた人にとっては、当たり前のこと。さらに、自宅でペットが死を迎えた場合、かかりつけの動物病院に言うタイミングがなく、予防接種の案内はがきなどが届いてしまい、ペットロスを悪化させたり、知人から「ペットは元気?」と何気なくかけられた言葉で心を痛めてしまう人もいる。


 そんなとき、当時のスタッフが「クリスマスカードでペットの死を知らせたら、みんな受け取ってくれた」と話していたこともあり、喪中はがきの販売に踏み切ったという。「ペットを失ったばかりの方は“新年おめでとう”という気分になれない意思表示をしても良いと思います」

 

ペット用喪中はがきのサンプル
ペット用喪中はがきのサンプル

 ペット用喪中はがきは全部で7種類。生前の写真が入れられるものと、文字のみのシンプルなパターンを選べる。ペットの名前、没年月日、送り主の住所等に加え、生前かわいがってくれた感謝や、新年のご挨拶を遠慮する旨が書かれている。同じ柄で10枚セットから注文できる。


 注文はネット、メール、電話にて受付。詳細はHPにて。

sippo
sippo編集部が独自に取材した記事など、オリジナルの記事です。

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