2日間で保護猫計300匹を紹介 新宿で「国内最大級」の譲渡会
東京・新宿の京王百貨店で19日、大規模な保護猫の譲渡会が始まった。同店のイベント「わんにゃんEXPO」の一環で、NPO法人「ねこけん」(東京都練馬区)と保護猫カフェ「ねこかつ」(埼玉県川越市)が主催した。20日までの2日間で計約300匹の猫を紹介し、新しい飼い主を募る。国内最大級の譲渡会で、都内のデパートで開かれるのは初めてだという。
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保護猫は捨てられたり野良猫から生まれたりして飼い主がおらず、自治体や保護団体に収容された猫のこと。環境省統計によると、2015年度には東京都に802匹の猫が引き取られ、377匹が殺処分された。全国ではそれぞれ約9万匹、約6万7千匹に上る。譲渡会はこうした飼い主のいない猫を救おうという活動だ。
この日の譲渡会はケージ越しの対面のみで、譲渡を申し込んだ希望者には、後日自宅に猫が届けられ、トライアル期間を経て、正式に譲渡される。
来場した中野区の会社員福島剛さん(51)は「譲渡会というものがあると知って、やって来ました。家に猫が1匹いますが、寂しそうなので2匹目を探しに。良い取り組みですね」。調布市の主婦は「実家の猫が亡くなり、猫がいた方が母の張り合いになると思ってやってきました。たくさんいるので迷うくらい」と話した。
譲渡会は20日も猫を入れ替えて、午後1時から午後5時まで開かれる。混雑時には入場制限をする可能性があり、その場合は開始時間前に整理券を配布する予定だ。
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