名前を呼んで叱らない、「お座り」が大切…… 愛犬のしつけ教室

教室に参加した犬と飼い主たち=東京都東村山市の東村山中央公園
教室に参加した犬と飼い主たち=東京都東村山市の東村山中央公園

 犬を散歩させる際のマナーやしつけ方などを知ってもらおうと、東村山中央公園(東京都東村山市富士見町5丁目)は28日、公園内で「愛犬との暮らし方教室」を開いた。約40組の犬と飼い主が参加。公認資格を持つインストラクターが「名前を呼んで叱ってはダメ」などと伝えた。


 府中市内でしつけ教室などを経営し、今回の講師を務めた今村真也さん(35)によると、最も大切なのは「お座り」。エサを与えず1度の指示で「お座り」ができれば、リードが離れた時の脱走防止や犬同士のケンカが始まった際のトラブル回避につながるという。


 犬の褒め方は2種類あり、頭や首をもしゃもしゃなでると、犬のテンションを上げる。毛並みに沿ってゆっくりなでると、犬は落ち着く。お座りは動きを止めさせる指示なので、「お座りができたら落ち着かせる褒め方を」と今村さん。そのほか「名前を呼んで叱ると、犬にとって自分の名前が叱られるキーワードとなり、呼ばれたら逃げる犬になる」といったしつけの基本を伝えた。


 オスのシバイヌ・かぼす(11カ月)と参加した近くの会社役員笠井雅弥さん(54)と妻の律子さん(48)は「名前で叱っていました。理にかなっていて、勉強になりました」。

朝日新聞
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