猫カフェから「基本的猫権の尊重」を訴える 河瀬麻花さん

河瀬麻花(かわせあさか)さん。東京・中野の店にて
河瀬麻花(かわせあさか)さん。東京・中野の店にて

 減ってきたとはいえ、いまも年間7万匹ちかくの猫が殺処分されている。処分ゼロの社会をめざし、保護された猫とふれあえる猫カフェを営む。「日本国民のみなさん。『わが国』では、基本的猫権を尊重しています」


 なぜ「わが国」か。それは会社と店の名が「ネコリパブリック」、猫の共和国だから。大統領は人間のネット投票で決める猫で、いまは3代目、名は「おはぎ」。「社長の私は、首相です」


 日本国憲法をまねた「ネコリパブリック憲法」がある。その中で、猫にも日本国民と同じ権利があることや、拷問や飼育放棄の禁止などをうたう。「残酷な殺処分について考えてもらうにも、楽しい入り口が必要です」


 岐阜うまれ。小学校の卒業文集に「ネコの王国をつくる」と書いたほどの猫好き。大学を卒業して海外を放浪したり、父の会社を手伝ったり。東日本大震災で被災地に動物が取り残されたことを知り、思いがよみがえった。


 2014年、岐阜市に1号店をオープン。東京、大阪などに計7店をかまえ、これまでに約300匹が引き取られた。


 猫の共和国では、2を「ニャン」と読む。ニャンがずらりの22年2月22日までに殺処分ゼロ実現、が公約。「あと5年。首相として最高法規の『わが憲法』を順守し、公約実現に向けて前進します」


(文・写真 中島隆)

朝日新聞
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