動物保護センター建て替えの寄付、目標額に達せず、県費投入も

(写真は本文と関係ありません)
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 神奈川県動物保護センター(平塚市)の建て替えにかかる建設費11億円を寄付で賄うとしていた黒岩祐治知事が、開会中の県議会で「県費充当も検討したい」と発言し、これまでの説明を覆した。県議からは「県費で充当するのであれば、議会や県民が納得できる説明が必要だ」と批判が出ている。


「寄付文化を根付かせたい」と一貫して県費の投入に否定的だった黒岩知事が方針転換を明らかにしたのは、13日の提案説明。8日の定例記者会見で「寄付でやっていくという方針は微動だにせずやっていく」と述べたばかりだった。


 犬と猫の殺処分ゼロを達成したことを契機に、県は一昨年にセンターの建て替えを表明。動物愛護の普及啓発を呼びかける狙いもあり、建設費11億円を寄付で集めるとした。だが現時点で集まったのは約1億2600万円で、今年度までの目標額だった4億円には大きく届かず、費用も設備の追加などで14億円にまで膨らんでいる。



(永田大)

朝日新聞
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