「ペット同行避難者の受け入れを」 防災計画で宮城県

(写真は本文と関係ありません)
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 災害時の避難所で、避難者が飼うペットを受け入れることが宮城県の地域防災計画に初めて明記された。県防災会議が7日、県庁であり、修正案が承認された。


 ペットの受け入れについて、「衛生面に配慮し、可能な限り(ペット)同行避難者の受入体制を整備する」と明記。鳴き声やにおい、アレルギーなどへの対策について、普段から自治体側が飼い主に啓発することも盛り込んだ。


 これまでは「生活スペースから離れた場所でケージに入れて飼育するなどの注意事項を、避難所マニュアルに記載する」としか書かれていなかった。


 飼い主とはぐれたペットが野生化するなど悲惨な例があった東日本大震災の教訓から、環境省は2013年に指針を策定。県にも多くの相談が寄せられていた。食と暮らしの安全推進課の担当者は「動物愛護の高まりから、避難所での飼育についても整備する必要があった」と話す。


 また、「避難準備情報」を「避難準備・高齢者等避難開始」に、「避難指示」を「避難指示(緊急)」と改めた。昨年8月の台風で岩手県岩泉町の高齢者施設で犠牲者が出て、内閣府が改定したことを受けた。


(山田雄介)

朝日新聞
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