「正しい飼い方を学んで」 犬の殺処分ゼロの川崎市で公開講座

川崎市動物愛護センターに収容された犬と猫=市提供
川崎市動物愛護センターに収容された犬と猫=市提供

 昨年度までの3年間、犬の殺処分ゼロを続けている川崎市が、11月を「いのちをまなぶ月間」と位置づけて、市民公開講座や街頭啓発を通じ、犬や猫の正しい飼い方を知ってもらうキャンペーンを展開している。

 19日午後2時からは麻生区役所で、NPO理事長の平井潤子さんが「ペットと災害」をテーマに講演。27日午前10時からは幸区のソリッドスクエアで、日本獣医生命科学大非常勤講師の矢崎潤さんが「犬と楽しく暮らすために」と題して語る。各回とも無料で先着100人。

 市は昨年度、猫を9匹処分した。今年度は犬はゼロ継続、猫もなるべく減らすことを目指している。担当者は「ペットの扱いで困ったことがあれば、各区役所の保健福祉センター衛生課に相談を」と呼びかけている。キャンペーンの問い合わせは市生活衛生課(044・200・2449)。

(河井健)

朝日新聞
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