盲導犬ホップが引退、「お疲れさま」 地域の講演などで活躍
盲導犬ユーザー鶴野克子さん(51)=徳島市=のパートナーで10歳を迎えたホップ(オス)の引退式が28日、同市の徳島の盲導犬を育てる会事務局であった。
ホップは鶴野さんにとって2頭目の盲導犬で、2008年から共に生活してきた。小学校の授業や地域のイベントでの講演にも積極的に取り組み、8年間で234回を数えた。10歳は人間の60歳に相当し、脚や目に衰えが見られることから引退が決まった。30日、兵庫県のボランティアに引き渡されるという。
鶴野さんによると、ホップは甘えん坊だったが、嗅覚(きゅうかく)に優れ、場所を一発で覚えたという。「8年間はあっという間。24時間、365日、共にいる心の支えだった。元気に長生きしてほしい。(かけたい言葉は)ありがとう、お疲れさまです」と話した。
(鈴木智之)
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