2匹の犬は体温ちょい高め 湯たんぽのようなぬくもり

ブランケットにうまく入り込むココ
ブランケットにうまく入り込むココ

 犬の平均体温が人間のそれより2~3度高いことは、犬を飼っている皆さんならよくご存じですよね。


 夏季の就寝中、ココやハンターがべったりくっついてくると、「暑いから、やめて~」と言いたくなるものですが、朝晩が涼しくなってくると、ココやハンターのちょっと高めの体温がありがたくて、「早く、くっついてきて~」と頼み込んでいます。全く勝手な飼い主です。


 ミニチュア・ピンシャーは短毛種なので、基本は寒がり。猛暑日にもエアコンの室外機の前で熱風を浴びながら気持ちよさそうにしている話は、これまでにも何度か書かせていただきました。


 で、涼しくなると、途端にブランケットの中にもぐりこみます。


 亡くなったピンは、平面に敷いてあるブランケットの端っこに鼻をつっこみ、クイッ、クイッと進んでいきながら、10秒もしないうちにブランケットにくるまるのが本当に上手でした。


 以前、「世界の衝撃映像」的な番組で、同じワザができるわんこが紹介されていたのですが、「ピンのほうが絶対に上手だったよね」「こんなんでいいんだったら、ピンの動画も撮って送ればよかった」などと夫と話したものです。


「妹犬」のココも、ピンの特技を受け継いでいます。ちょっとした穴や隙間を見つけると、小さな身体をよじりながら、ものの数秒でもぐりこみます。


 でも、ハンターはそれができません。ほんのちょっとですが、ココより体温が高いから、まだ寒さがこたえていないのか。それとも、ブランケットに素早くもぐりこむワザは山田家の犬だけの特技なのか……それはわかりませんが、保護犬のハンターにとっては、ブランケットさえ、未知との遭遇なのでしょうか。そう思うとまた胸が締め付けられます。


 というワケで、夜、ブランケットの上に寝そべるハンター。「寝ようよ」と声をかけても、すぐに飛んできてはくれないのですが、明け方、気が付くと、私の胸元で湯たんぽのような温かさを発揮してくれています。そんなハンターのことが、本当にいとおしくて可愛くてしかたがありません。

 

私が中に入れてあげないとダメなハンター
私が中に入れてあげないとダメなハンター
山田美保子
1957年生まれ。青山学院大学卒業後、ラジオレポーターを経て、放送作家、コラムニストなどを務める。『踊る!さんま御殿!!』の構成や、『サンデージャポン』『ドデスカ!+』などのコメンテーターを務める。ほかに雑誌、新聞、WEBに連載多数。

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この連載について
山田美保子の育犬日記
人気放送作家の山田美保子さんが愛犬たちとの日々をつづるブログ。ペット愛好家セレブの御用達グッズなど、芸能界の話題も。
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