健やかな毎日 犬や猫も歯磨きを ライオン商事社長・永井さん

ライオン商事の永井隆志社長
ライオン商事の永井隆志社長

――ライオングループのなかでペット関連事業の位置づけは?

 ライオン商事は1941年にせっけんの配給会社として誕生しました。その後、87年に親会社のライオンがドッグフードの輸入販売を始め、そのペットフード事業がライオン商事に移管され、2015年にペット関連の専業会社になりました。それを機に私たちが使命として掲げたのが、ペットと飼い主さんが「いつも清潔に、ずっと健康に、そして快適に」いられるように、という考え方です。

――注力している分野は?

 犬や猫のオーラルケアです。親会社は人間の歯磨きに関して知見が深いのですが、犬や猫にも歯磨きが大切だということを、商品開発と普及啓発の両面から追求しています。週に1回でも犬の歯磨きをしているという飼い主さんは3割しかいません。しかも、正しい知識を持っている人が少ない。たとえば、犬用の歯磨きガムをぽんと与えてしまう人が多いですが、犬に奥歯で複数回かませないと効果が十分得られないのです。

――確かに、知らないことが多そうです。

 犬や猫もしっかり歯磨きをすることで様々な病気が防げます。犬や猫の口の中はアルカリ性なので虫歯になりにくいのですが、一方で歯石はたまりやすい。犬は3~5日で、猫は1週間ほどで歯垢が歯石になると言われます。歯周病になりやすく、肺炎や肝炎など内臓系の病気につながります。

 犬も猫も寿命が延びています。少しでも長く健康に暮らしてほしいと思うのは、飼い主さんであれば当然のこと。オーラルケアについてもっと知ってほしくて、昨年は120回以上、飼い主さん向けの店頭説明会を行いました。

――犬の飼育頭数に減少傾向が見られ始めたことから、市場環境が変化していると言われます。

 人とペットとの共生という意味では、日本はまだ成熟度が低い。犬の数を増やそうと考えるのもいいが、まず成熟度を上げないと。私たちは、ペットと飼い主さんの幸せな時間を少しでも増やせるように、商品開発や普及啓発に努めていきたいと考えています。

ながい・たかし
1964年生まれ。慶大卒。88年、ライオンに入社。秘書部担当部長やビューティケア事業部長などを歴任し、2016年から現職。
朝日新聞
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