犬の「イソくん」、うがい薬のキャラに カバくん論争に決着
米系製薬会社のムンディファーマは6日、うがい薬「イソジン」のパッケージに使うカバ風のキャラクターを、犬をモチーフにした新しいキャラクターに変えて9月から販売すると発表した。
イソジンのキャラクターは、ムンディと提携して販売してきた食品大手の明治が長年使う「カバくん」が親しまれてきた。ムンディが4月から、イソジンを塩野義製薬による販売に切り替えたため、明治は別のうがい薬を「カバくん」のキャラクターで販売。ムンディも別のカバ風のデザインをあしらったため、互いにパッケージのデザインが似ていると主張して差し止めを求める仮処分申請を申し立てていた。ムンディと明治は3月に和解したが、これでキャラクター問題も落着した。
ムンディの新しいキャラクターは、犬の「イソくん」と両親の「イソジンファミリー」。番犬が外敵を追い払うことにちなみ、ばい菌やウイルスを寄せつけない存在になってほしいとの願いを込めたという。
(宮崎健)
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