山門で出迎える猫 鎌倉お寺めぐりで出会った動物たち
ゴールデンウィークは、皆さんはどのように過ごしましたか? 天気も良く、出かけた方も多かったのではないでしょうか。
私は連休中、自然を求め、北鎌倉に出かけました。今回は北鎌倉で出会った動物のお話をしたいと思います。
JR北鎌倉駅を降りてすぐのところにあるのが円覚寺(えんがくじ)です。山門に向かう階段で、猫に出会いました。まるで「入り口はこっちだよ」と参拝客を案内しているようでした。
ウェブサイトをみてみると、私が出会ったこの猫は「かなちゃん」という円覚寺の猫だそうです。円覚寺のブログにも紹介されています。
東慶寺では2匹のヤモリに出会いました。目で追いかけると金仏の台座の隙間に入っていきました。どうやらこの金仏の下に、おうちがあるみたいですね。ヤモリは“家を守る(家守:ヤモリ)”が由来だと聞いたことがあります。このお寺の影の主はヤモリなのかもしれません。
建長寺ではフクロウに出会いました。フクロウといっても、本物のフクロウではありません。置物のフクロウです。なぜフクロウがいるのだろう……と帰宅後、調べてみると、その答えは建長寺の住職のブログに書いてありました。
鐘楼から追い出されたハトが仏殿に住み着いて困っていたところ、天敵のフクロウを置くと寄ってこないという情報をもとに本物そっくりのフクロウを置いたとのこと。ハトよけ対策だったのですね。
最後に訪れたのはアジサイ寺とも呼ばれる、明月院です。ここはウサギを推しているお寺だそうです。円窓の前にウサギがいる写真がパンフレットの表紙になっています。月にはウサギがいるというお話のように、この円窓はまるで満月のようで、ウサギを連想させます。
敷地内にはウサギの置物があるそうですが、明月院に到着したのが午後3時50分過ぎ。拝観は午後4時までということで駆け足での拝観になってしまい、ウサギの置物を見つけることはできませんでした。しかし、ラッキーなことに、本物のリスに会うことができました。素早く移動したので上手に写真は撮れませんでしたが、偶然の出会いがとてもうれしかったです。また、枯山水にはカニ(置物です)もいます。
どのお寺も多くの緑にあふれ、チョウチョウや鳥や虫の姿をみたり、また、鳴き声を聞いたりと、自然を感じることができるすてきな場所でした。
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