食材に目を向ける 夏バテ&クーラー病対策におススメの食材

暑い夏は、犬たちも人と同様、体内にこもった熱を発散させようとするため、普段とは違う体力の使い方をするので疲れが溜りがち。加えてクーラーの冷えで自律神経に悪影響が出がちな季節でもあります。どの季節でも言えることですが、今の季節で養生が上手くいかないと、次の季節まで体調不良を持ちこしてしまいます。この悪循環を防ぐために、毎日の食生活にプラスの要素を取り入れて体の安定を図りましょう。
夏におススメの食材は、まず「熱を冷ます効果のあるもの」。トマトやゴーヤなど夏野菜を中心にデトックス効果が期待できるものを選んで。次に「水分補給できるもの」。きゅうりや長いもなら水分と同時にミネラル補給もできます。さらに「心を落ち着かせるもの」もおススメ。暑さやお散歩時間の短縮でイライラしがちな愛犬には卵やヨーグルト、内臓肉ハツなどを与えましょう。そして「気をチャージするもの」も忘れずに。「気」はエネルギーの原動力。旬の食材にはその季節ならではの「気」をチャージするパワーがたくさん! 積極的に取り入れましょう。夏なら豆類やカボチャ、鶏肉やカツオ、アジがいいですね。
そして最後に「体をしっかり温めるもの」。少量でいいのでニンニクやショウガを与えて、クーラーによる冷えを体の中から和らげてあげてください。
黒沼 朋子(くろぬま ともこ)
ペット食育協会認定上級指導士。ナチュラルペットケアサロン「シアン・シアン」店長。JKC公認トリマー愛玩飼養管理士1級、ペット栄養管理士、薬膳インストラクター日本ハンドメイド・ドッグソープ協会理事、ペットエステ国際協会フランス本部認定講師等