質問主
2週間前に免疫介在性溶血性貧血と診断され(血小板の値は正常値)、輸血を行いプレドニゾロンを服用し治療中です。反応と改善がみられたため、プレドニゾロンの量を3錠から2錠に減らしました。処方されている薬はプレドニゾロン1日2回2錠ずつ、ビタミンB12.1日1錠、葉酸1日1錠、鉄剤1日1錠の計4種類です。それぞれどのような役割をもつお薬なのでしょうか。あと、プレドニゾロンは血栓ができやすいというのは本当でしょうか。免疫抑制療法と抗血栓療法は同時に行うべきという記事を読みましたが、抗血栓療法とは具体的にどのようなものなのか教えてください。
2022-02-12 23:54:30
専門の獣医師からの回答
免疫介在性溶血性貧血の治療の主体は免疫抑制療法でプレドニゾロンはその第1選択薬です。高用量から始めて、徐々に漸減していきます。ビタミンB12や葉酸は造血に必要なビタミン剤です。鉄剤は造血には必要ですが通常溶血性貧血では鉄の補充は必要ないので使用しません。プレドニゾロンは血栓ができやすく、さらに免疫介在性溶血性貧血自体が血栓症を併発しやすいので必ず抗血栓療法を併用する必要があります。
抗血栓療法には、抗血小板療法と抗凝固療法があり、どちらは良いという議論はできていません。
2022-02-16 13:47:06