質問主
半年くらい前から右目から鼻にかけて腫瘍ができ、水が溜まるようになり、かかりつけ医に押して出してもらっていましたので、家でも日に何回か行ってきました。
今月始めから乾燥フードが食べられなくなり、もっぱらチュールに頼ってきましたが、だいぶ痩せました。水もお鉢からは飲めず、スポイトで飲ませていました。
先週末からチュールは受け付けなくなり、トイレに行けなくなったので、おむつを付けて横になっています。水を飲む回数が少なくなり、口の横から数滴入れてやり、むせないように気を付けて与えています。
人間なら熱中症予防に経口補水液を飲みますが、猫は水以外のものを与えても良いですか?
2020-08-24 16:18:04
専門の獣医師からの回答
腫瘍以外の基礎疾患があるのかどうかは、今回の質問の中では不明なので、正確な判断は血液検査等を行った上で行います(水が良いのか、電解質液の投与が良いのかを判断します)。しかし、一般的に、上記のような病歴での動物は、高張性脱水(自由水が足りない)が予想されますので、ただの水の投与で良いと思います。その他、気になるのは、食事を食べなくなった動物に、犬でも猫でもチュールと称するものを与える間違った栄養管理をする人がいます。あれは、しっかりした総合栄養食とは私は思えません(栄養的なバランスよりただ単に動物が好むものと理解しています)。現状で、自ら食事を食べられなくなった犬や猫には、経腸栄養食が発売されていますので、こちらを経口的に強制給餌することが多いと思います(鼻や咽頭または胃へのカテーテルでの投与が本来の姿ですが・・・)。この状況で延命を目指すのであれば、まずは十分な水と、可能であれば必要量の経腸栄養食の給餌を検討してください。
2020-08-27 08:30:13