横になって寝ている時、または熟睡中でも結構、顔やヒゲ、胸など時々小刻みに震える現象は健康な猫でもみられますが、これは、皮筋が発達しているためですので心配ないと思われます。動物園でライオンの皮膚をみると同様の現象が観察されます。ハエなどの害虫を追い払う行為や現象と言われています。
　猫の脳神経系や運動機能を簡便に診断する方法があります。猫（決して犬には行わないで下さい）を仰向けにして50㎝ほどの高さから落下させ、四つ足をそろえて着地するかどうかの診断です。自己責任のもとで、怪我をさせないよう十分に注意してフワフワの軟らかい布団の上に落下させて下さい。四つ足そろえて着地できれば脳神経や骨格、筋肉、関節に異常はないと思われます。着地できないようでしたら動物病院で検査が必要です。
　ご相談の猫ちゃんは、生後まもなくからミルクで育て上げられたと言うことですが、十分な感染に対する免疫力が得られていない場合もありますので動物病院でのワクチン接種をお忘れなく。