相談・獣医師回答・コメント

下痢の原因はさまざまですが、多くは食べ過ぎや栄養過多などが誘因となって腸内細菌のバランスが崩れるために起きる細菌性腸炎が一般的です。
もしも、フレンチブルドックやボストンテリアなどに難治性の下痢が続く場合は、念のために腸に異常がないか診ていただかれると安心ですね。
腸が炎症を起こすなどして腸の壁が厚くなっている部分が見られないか、先ずは腹部超音波検査で診てみる、という方法がありますが、何か一つの検査で確定診断できることは少なく、考えられる病気に絞り込むためには順を追って幾つかの検査を実施する必要があります。
熱がないか、血液検査で白血球数の増加や炎症反応が無いか、体の表面から触れることのできるリンパ節が腫れていないか、などの一般的な診察・検査から始め、気になる点があれば先述の腹部超音波検査やレントゲン検査などで異常の有無を診てゆくことになるかも知れません。
飲水量や尿量が多いことも必ず獣医師にお伝えください。
どうぞお大事になさって下さい。