相談・獣医師回答・コメント
みゆ(質問主)
犬 12歳 オス チワワ
体重:1.8kg
飼育歴:11年11ヶ月
居住地:大阪府松原市
飼育環境:室内
11月7日
午前4:30と5:30頃、右半身が痙攣したような状態になりました。
救急に連れていくか、病院に電話しましたが、前庭疾患の再発で来てもらってもできる処置が少ないし、時間がたつと症状は落ち着くかもしれない。と言われ、かかりつけがあく時間までまち、かかりつけを受診しました。薬、抗生物質、胃腸薬、心臓の薬すべて飲む。
その日の診察では、動画をお見せし、脳からくる可能性を指摘されました。ですが、顔面麻痺や、協調歩行ができていること、まぶたの反応が
正常な事もあり、まだ断定はできず、軽度ながら心臓病があるので、MRIの全身麻酔とのリスクを考えるとまだすべきではないでしょう。とのことでした。追加で胃腸薬と抗生剤を処方していただきました。食欲がなく、食べ物に混ぜて薬を飲ますのが難しそうなので、シリンジで飲ます。うんちなし。薬、抗生物質、胃腸薬、心臓の薬すべて飲む。
11月8日
愛犬が急にキャンっと言い、左足を引きずるようになり、ふせの状態で動こうとしなくなりました。再度受診し、待ち時間の間立てるか試してみると、***は引きながらもうれしそうに散歩をしました。
念のため先生に診てもらうと、骨の異常や神経の異常は見られず、関節がもともと緩いこともあり、それにびっくりしてしまったのでは?痰のことを相談すると、脱水症状の時は唾液が粘っこくなり、痰ではないとのことで帰宅しました。うんちなし。薬、抗生物質、胃腸薬、心臓の薬すべて飲む。
11月9日
5秒ぐらいですが1日に3回ほどハァハァと息苦しそうにすることがあり、病院に電話すると短時間なら問題ないとのこと。元気がないのかよくわからず、ずっと寝てました。食欲はなく、ゆでた人参ひとかけ、お粥の汁をすする。水はよく飲む。うんちなし。薬、抗生物質、胃腸薬、心臓の薬すべて飲む。
11月10日 お昼ごろ、給水器でお水を飲ませようとケージに入れると立てず。フードボウルで水を飲む。歩けなくなり、夕方病院を受診。
食欲がなく、ほぼ食べていないのが気になり、点滴をお願いできないか聞くと、心臓の事があるのでできない。食べるものは何でもいいので食べさせてください。ステロイドを注射しておくので、少しは食欲が回復するかもしれない。MRIの相談をすると今の状態ではお勧めはできないが、MRIもした方がいい。とのこと。明日から飲むステロイドを処方していただく。帰宅し2時間後、発作のような症状がでたので再受診。脳圧があがってるかもしれないとのことで、利尿剤と抗てんかん薬をシリンジで飲ませていただく。うんちなし。薬、抗生物質、胃腸薬、心臓の薬すべて飲む。
11月11日
抗てんかん薬でぼーっとする事があると、前日に聞いていたので、そのせいかずーっと寝ている。水はフードボウルを持っていくと飲む。
どうしても仕事で出ないといけなくなり、職場に30分ほど連れていく。
帰りに散歩だったら歩くかもしれない。と協調歩行ができるか確認もしておきたくて少し歩かす。最初はぺたんと座り込んでいたが支えてあげると、歩き出し、同じところをぐるぐる回る。うんちなし。
20:00頃薬を飲ませるのに、シリンジで飲ませ、30分後すべて嘔吐。
15分後水を飲みたそうにしたので、水を飲ませるとそれもすぐ嘔吐。
救急に行き、制吐剤と点滴をしてもらう。帰りの車で心臓のお薬はたべました。
11月12日
朝、ふらつきながらも自力で歩き給水器へ。病院に行き、いつも診てもらってる先生がおらず、代わりの先生に診てもらうと、11月1日に行った血液検査の結果が気になるので、再度血液検査するとのこと。
結果は、すごく悪く敗血症を起しているとのこと。その先生もここまで悪いと思ってなかった。とおっしゃっていました。
腸もボロボロで即入院のレベルと言われ、心臓の話をすると、それよりもこっちのほうが深刻。と言われ点滴治療をしてもらうことに。このままだと半分の確率で亡くなってしまうが、夜間は病院は無人になるので急変した場合対処できないこともお聞きし、とりあえず点滴をしてまた夜に面会に行き、入院するか通院するかを決めることに。
夜面会に行った際は、午前中よりも元気そうで、先生も大丈夫そうです。とおっしゃってくださり、入院することに。
11月13日
午前中に面会に行くが、昨夜より元気がなく、いつも診てもらってる先生がいらっしゃり、低血糖を起しているのと、低体温になっているとのこと。面会中肺水腫のような湿った咳が出ているのが気になり、心臓の薬も飲まないとのことで、急いで自宅に帰り、飼い主の手からなら食べるかもしれないと再度面会へ。
先生も再度いらっしゃってくださり、肺水腫のような咳の事をお伝えすると、レントゲンをとり、左肺にだけ影ができている。心臓からくるものなのか、菌がそこに行ったのか判断は難しく、とりあえず、点滴は中止し利尿剤とステロイドを投与して、回復してから点滴をとのことでした。
2時間後、血痰がつまり、呼吸が止まったと電話があり、病院へ。
一度心停止したが、再開し、そこから何とか心臓マッサージで持たせてはくれていたものの、自力では心臓を動かせない状態でした。
呼吸が止まった原因は痰が大きな気道に詰まってしまったんでしょう。とのことでした。
直接の死因は窒息死とお聞きしました。
長々と経緯をお書きしましたが、敗血症ならまだわかるのですが、入院中に窒息死はありえるのでしょうか?
今更わかっても戻ってはこないし、窒息ではなくても、もったかどうかは不明です。11月1日に救急へ行ってからというもの、電話でも対応してくれた担当の獣医さんには感謝しております。でも、疑問が拭えないんです。知りたいだけなんです。
うちの犬を診ていないので正確な判断が下せないことは重々承知しておりますが、愛犬が元気なころから知識として、窒息は自宅での対処は難しく、至急動物病院へと認識していたこともあり、どうも腑に落ちません。動物病院で窒息死はよくある事なのでしょうか?
役に立つかはわかりませんが、11月1日に受診した際の血液検査の結果と11月12日にした血液検査の結果を添付しておきます。
2019-11-24 02:12:42
専門の獣医師からの回答
まず、なくなったワンちゃんのご冥福お祈りいいたします。
小柄な12歳のチワワの死因に関する質問であり、情報が文章だけのため(データなどの添付はありませんでした)、お答えが少々難しいことご了承ください。
経過を見させていただくと、進行性の脳疾患があったように思われます。合わせて、心臓疾患(おそらく僧帽弁閉鎖不全±三尖弁閉鎖不全症でしょうか?)も持っていたご様子です。
敗血症のデータがありませんが、これも死因の一つと考えます。
動物医療の難しい点の一つに、人のような配線だらけにしてセンサーを付けておけない点が上げられます。このため、動物病院のICUユニットは、かなり人目につくところに置かれますが、それでもこのように誤嚥性の死亡はなくならないのが現状です。
この子側の要因としては、進行性の脳疾患による誤嚥、肺水腫による低酸素、胸腔内の出血が上げられると思われます。
また、その進行性の脳疾患ですが、犬種と年齢からは脳炎、脳梗塞、脳出血、そして脳腫瘍あたりかと想像します。
飼い主さんの覚悟よりも死期が早い場合、なかなか受け入れられない場合がありますが、よく主治医の意見を聞き、十分にご理解されることが必要です。この文章が、少しでも飼い主様のご理解の助けになると幸いです。
2019-12-04 11:56:28
みゆ(質問主)
お忙しい中回答ありがとうございます。
おっしゃられるように、僧帽弁閉鎖不全症を軽度ながら患っておりました。
程度としては薬は飲んでも飲まなくてもいいレベルと聞いており、念のため昨年11月からベトメディンチュアブル1.25mgを朝晩二分の一錠、一日で1錠服用しておりました。
そこからずっと維持できており、ちょっとよくなってきているので、2か月に一度のエコー検査も、今年の11月から3か月に一度にしましょうか。と言われておりました。
チワワの心臓は急に悪くなることがあると聞いてもいましたが、よくなることもあるんだ。と心疾患に関しては、喜んでいたところでした。
血液検査の結果ですが、どの情報が必要なのかわからず、すべてが写っているものを写真にて添付しているのですが、見れない状態でしょうか?
私の方からは画像をクリックすると見れる状態ですので、どうしたらそちらでも見れるようになるかがわからないので、必要な情報をおっしゃっていただければ記載いたします。
それと症状の詳細を投稿していたのですが、長文で投稿ができなくなってしまったので、二回に分けて投稿しておりました。
そちらに投稿していた文もこちらに記入させていただきますね。
2019-12-04 13:23:31
みゆ(質問主)
8月から器官虚脱のような咳が気になっており、9月には鼻水、くしゃみも出るようになっていたので、かかりつけに受診していたのですが、動画をみせたところ、これは器官虚脱の咳ではなく、逆くしゃみとおっしゃられました。
ただ、症状は改善せず、フードを飲み込みづらそうにして、食事ムラが出てフードを毎回少し残したり、痰のようなものがからむのか、夜中寝ているときにカハっと数秒ですが息が止まってるのが気になり、10月上旬に再受診しましたが、食事ムラは年齢からくるものもあり、フード台を使ってみるよう言われました。
数日は食べるようになったのですが3日ぐらいでやはり、食べなくなり、ふやかしてみたり、ウエットフードを試してなんとか1日の総量の半分を食べる状態でした。
元気はまだあったのですが、10月25日には大好きなおもちゃも追いかけはするけれど、くわえれないとなってしまい、翌日に再度受診しました。その時に鼻水の量が多いですね。となってステロイドと抗生剤を5日分処方されました。
そこから、手作り食に変更し、ステロイドのおかげか、よく食べるようになったのですが、11月1日仕事から帰宅すると、いつも寝室にいる犬がリビングでフセの状態でいました。呼びかけにあまり反応せず、いつも寝ている寝室を見てみると、今朝食べた手作り食が未消化のまま嘔吐されており、その他にも透明な泡状のものを5か所ほど吐いておりました。
歩けるか確認してみると立てない状態で、すぐペチャンとなってしまい、抱いてみると力が入っておらず、首もしっかりしていないため、いつも抱いてる愛犬ですが、抱くのが怖かったぐらいです。
このままではだめだと思い、救急病院に向かいました。
救急病院へは車で30分ほどですが、車内では前足でつっぱり、首がのけぞる等の行動をとっていました。
救急病院にて検査していただいたところ、若干の眼振と反時計回りにまわるので、前庭疾患だろう。とのことでした。
血液検査では白血球の数値が高いのがCRPの数値は正常、すい臓の数値が高い(LIP-PS1000U/I)と言われましたが、エコーですい臓やその他の臓器はきれいなので、膵炎ではないと思うが、何が原因かはわからない。数か月前からのくしゃみや最近の食欲不振が関係してるのか聞いてみるとそれは、関係ないと言われ、その日は吐いているのと、この状態では水も飲めないと思うとお伝えし、点滴と制吐剤を注射してもらいました。
翌日、朝一番で昨夜の検査結果を持って、かかりつけ医に行き、昨日の状態を伝えると、年齢からくる前庭疾患だろうと同じ診断でした。すい臓の数値が高いのが気になると伝えたところ、胃腸からくる場合もあるので、と抗生剤と胃腸薬を処方して下さりました。
その日の帰りの車内では、ふらつきはあるものの、前日より調子もよさそうに、キャリーバックの中をほりほりしておりました。11月4日
回復傾向で自力で給水器に水を飲みに行ったり、斜めながら散歩もしており、うんちもしていました。食欲はなし。手作り食少しだけたべる。
薬、抗生物質、胃腸薬、心臓の薬すべて飲む。
11月5日
この日も元気に斜めに散歩しておりましたが、痰なのか、粘っこいものがよく出ておりました。うんちは、粘膜状のものが少しついておりました。手作り食には一切口をつけず、果物もだめ。白ご飯は食べたので薬はおにぎりにして飲まし、夕飯は豚肉をゆでたものと白ご飯を食べました。夜中も元気あり。薬、抗生物質、胃腸薬、心臓の薬すべて飲む。
11月6日
散歩に行くが、食欲もうんちもなし。ヨーグルトを少し食べる。
薬、抗生物質、胃腸薬、心臓の薬すべて飲む。
2019-12-04 13:26:11
みゆ(質問主)
上記が、今回投稿する以前の状態の詳細になります。
ご回答いただいた、誤嚥性の死亡はなくならないとの事で、入院時も窒息死の可能性はあるとお聞きし、少し安心と言っては変ですが、腑におちました。
先月の今頃は、前庭疾患だと思っており、死に至るまでの状態ということが認識できておらず、老化からくるもので、少しずつ良くなる。再発があり、脳の疾患だとしても、治療をしながら最短でも年内までは時間はあると思っておりましたので、飼い主の認識不足ですね。
救急に駆け込むまでは、寝たきりの状態もなく、仕草や行動もあまり変わらず、マウティングも相変わらずしていたので、12歳でもうちの犬は元気だなぁ。ちょっとした不調はあるけど、まだまだ大丈夫。とシニアと言う認識ができていなかった飼い主の落ち度です。
今回の事も、死の覚悟ではなく、介護の覚悟をしておりました。ただの泣き言ですが、どんなに大変でも介護をしたかったです。
敗血症になるまでの間、高齢と言うことを念頭に置いて、もっと血液検査をこまめにお願いしておけばよかったと、苦しめる時間を長引かせてしまったと、私がもっと注意深く観察し、行動をとっていれば、今も元気でいてくれたかもしれないと、すごく悔やみます。
願わくば、最後の窒息の際は苦しまずに一瞬で意識を失ってくれてたらいいなぁと思います。
最後になりましたが、お悔やみのお言葉、専門的な立場から文面のみでの難しい回答を頂戴しましたこと、感謝申し上げます。
ありがとうございます。
2019-12-04 13:55:51
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