イヌ・ネコの健康医療相談

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ぽらん(質問主)


犬アイコン 犬 11歳 オス ゴールデンレトリバー

体重:30kg

飼育歴:11年9ヶ月

居住地:大分県日田市

飼育環境:室内

2週間前の朝、急に動かなくなったので動物病院に連れていったところ、腹腔内出血がみられ、血管肉腫と診断されました。エコーで観たところ、「脾臓と肝臓は異常なしなので、どこかの動脈からの出血でしょう。ただどの血管からというのは分かりません」ということでした。止血剤の注射を打ってもらいアドナとプレドニゾロンを飲ませています。
一時、出血が止まり回復しましたが再出血してしまい、今はぐったりしています。
吐き気もあり、食事はとれていません。

お尋ねしたいのは、脾臓肝臓が無事でも血管肉腫でまちがいないのでしょうか? ぶつけたりはしていません。
獣医師からは、「とにかく安静、動かさないように」と言われていますが、他に手だてはありませんか?

よろしくお願いいたします。

日時2019-10-05 22:02:09

専門の獣医師からの回答

回答が遅くなり、申し訳ありません。血管肉腫が発生する最も一般的な部位は脾臓です。その他には右心房、肝臓、皮膚などにも認められます(その他の部位に発生する可能性は低いと思われますが、否定はできません)。通常は脾臓や肝臓に血管肉腫が発生した場合、超音波検査で結節性病変が認められるため、脾臓や肝臓に異常がなく、交通事故や腹部の強打による外傷の可能性もないようでしたら、血管肉腫以外の腫瘍が腹腔内出血の原因である可能性も考える必要があると思われます。血管肉腫以外で腹腔内出血の原因となる腫瘍の一つとして、副腎腫瘍が挙げられます。副腎腫瘍には、機能性と非機能性の腫瘍があり、機能性の場合はコルチゾールの増加に伴う様々な異常が認められるため、一般症状(多飲多尿、多食、腹部膨満、パンティングなど)、血液検査、超音波検査で診断を確定することができますが、非機能性の場合は、副腎の腫大以外に特徴的な変化がみられないため、健康診断などで偶然見つかるような場合がほとんどです。超音波検査で形態が保たれた副腎が、左右のどちらかにしか認められない場合(正常なら左右に一つづつ認められます)は、どちらかの副腎が破裂し、腹腔内出血の原因となっている可能性があります。出血の原因が特定できない場合でも、内科治療に対する反応が鈍い(出血を繰り返す)場合は、開腹によって出血部位を特定し、原因の除去や確実な止血を実施する必要があると思われます。11歳9ヵ月という高齢犬に対して、積極的な外科的療を実施されるかにつきましては、担当の獣医師とよくご相談ください。

日時2019-10-17 00:34:23

ぽらん(質問主)


お忙しいところ、ご丁寧に教えて頂き、ありがとうございました。

日時2019-10-17 07:27:52

 
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