イヌ・ネコの健康医療相談

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Toramama (質問主)


猫アイコン 猫 5歳 オス マンチカン

体重:5.8kg

飼育歴:4年4ヶ月

居住地:東京都杉並区

飼育環境:室内

お世話になります。
現在、主人の仕事の都合で5歳になるオスの猫とドイツに住んでいます。
(居住地は実家で記入しました)
去年の年末、旅行の為にキャットペンションという施設に猫を預けました。
複数の猫が大部屋で暮らす施設です。
キャットペンションのオーナーに最初は 怖がるがそのうちに慣れてきますと言われ、
3日間、その後5日間のトライアルをした後、2週間ほど預けたのですが、
結局、うちの猫は性格的に慣れる事が出来なかったようで、当初6.2kgあった体重が5.5kgまで落ちてしまいました。
本当にかわいそうな事をしてしまい、とても後悔しています。

旅行から戻って一週間程して血便を見つけました。
はっきりとした原因はもちろんわかりませんがストレスが大きな要因になったと考えています。
すぐに病院に連れて行き、状況を説明して便を採取し虫がいないか等の検査をしてもらいました。
特に異常がないという事で、更に血液検査とX線検査をしてもらいましたが異常はありませんでした。
1月12日に病院に行ってから、便の検査、血液検査の結果等を待ち、結果3月の中旬から
出血を止める為にステロイド(Prednisolon 5mg) を処方されました。その間血便は続いていました。
初めの1週間は朝晩1錠つづ、血便がでなければ次の1週間は朝1錠、夜1/2錠に減らし
次の1週間は朝だけ1錠と減らしていき、毎日1/4錠まで減らした1週間後にまた血便が出ました。
その後、獣医の指示でまた1日1/2錠、1/4錠を交互に与えながら、専門医(少し大きな病院)を紹介してもらい受診しました。
新しい病院でエコーをしましたが特に異常なし、最後に内視鏡検査をしたところ大腸に2カ所炎症、出血がみられました。
組織検査もしてもらいましたが癌などではなく炎症と診断されました。
そしてまた同じ薬 ステロイド(Prednisolon 5mg) と整腸の効果を見込んで
Flohsamenというオオバコの種子(?)を一緒に取るようにと処方されました。
その後、ステロイド錠を毎日1錠を8週間、1/2錠を4週間、1/4錠を4週間飲み続け
最近1日おきに1/4錠に減らしたところ、昨日また血便が出てしまいました・・・
7月の中旬に少量の血便がありましたがそれ以降は出ていませんでした。

ステロイドはあまり長く飲み続けると良くないとも聞くので、ドイツの獣医さんに聞いてみましたが
出血しているよりは良いでしょうと言われました。
ステロイドを飲み始めて既に半年以上経過していますが、また血便が出てしまい
どうして良いかわかりません。 ステロイドを飲み続ける事による副作用はどんな事が考えられますか?
また、ステロイド以外に治療方法はないのでしょうか?
本当は日本に連れ帰って、日本の獣医さんに見せたいところなのですが
まだ帰国予定がないのでこちらで治療するしかありません。
慣れない海外で獣医さんもあまり親身になってくれていないような気がしてとても不安です。幸いな事に食欲はあり、血便以外は元気にしています。
体重は5.8kgで安定しています。
助言を頂きたく何卒宜しくお願い致します。

日時2019-10-02 20:10:09

専門の獣医師からの回答

 不慣れな海外での愛猫の闘病でご心配なことと思います。
まず副腎皮質ホルモン剤であるPredonisolonの長期投与についてですが,
猫では犬や人に比べると副作用が出にくいのですが,それでも糖尿病のリスクは高くなります。
また,長期投与により自身の副腎が萎縮することもあります。
副腎萎縮は,投与期間に大きく影響しますが,糖尿病などのリスクは投与量に影響することが多いです。
徐々に投与量が減らされているのはそのためです。
頂いた情報を見る限り,プレドニゾロンを減薬すると症状が悪化しているようなので,ステロイドが切れない状態かと思いますが,
その場合には,治療効果と副作用を天秤にかけて,必要最低量を見極める必要があります。
病態によっては,他の免疫抑制剤を併用することでプレドニゾロンを減薬できる場合もあります。
また,食事療法が効果的な場合もあります。
治療に関してはそちらの獣医師に任せるしかないのでよく相談してください。

なお,現在の治療は,症状と専門医の所で行った内視鏡検査での大腸炎と診断が前提となっていると思われますが,
内視鏡検査を受けられる前にすでにステロイドの治療が行われているようなので,本来の病態が正しく評価されていない可能性もあります。
炎症性疾患であるのかリンパ腫のような腫瘍性疾患であるかが最も重要な鑑別となりますが,
現在投薬により食欲も安定し体重も増えているようなので,もうしばらく様子をみてもよいように思います。
なお,消化管内寄生虫の感染は,一度の検査で見つからないことがありますので,定期的に検便をしていただくことをお薦めします。

日時2019-10-08 20:27:28

猫の皮膚病は飼い主が気づくことが多い病気です。よくある事例や飼い主が気づけるポイントを、猫専門病院「東京猫医療センター」の服部幸院長が動画で解説します。

 
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