相談・獣医師回答・コメント
みはさみ(質問主)
犬 11歳 オス パピヨン
体重:4.5kg
飼育歴:10年11ヶ月
居住地:鹿児島県鹿児島市
飼育環境:室内
11歳パピヨン、去勢済みです。
先月、僧帽弁閉鎖不全症と診断され、ベトメディンチュアブル1.25を処方されました。
突然のことで、動揺してしまい、その時いろんなことを聞くのを忘れてしまいました。
いろんなネット情報を見ると、ワクチンについて書かれていて、ちょっと不安になっています。
狂犬病は接種済みなのですが、今後狂犬病、8種混合ワクチンなどはやめたほうがいいのでしょうか?
またフィラリアの薬は?ノミ・ダニの薬は(フロントラインではなく飲ませる薬)?
散歩は?シャンプーは?
と、不安に思うことばかりです。
愛犬は、散歩が大好きで、ほぼ毎日夕方30分ほど散歩しています。
検査したところ、逆流と心拡大がみられました。
しかし、咳をしていない、散歩後疲れてる様子もない、食欲もあるなどから、散歩を控えてはいない状態です。
散歩も、せかせか歩くのではなく、あっちの匂い嗅ぎ、こっちの匂い嗅ぎとゆっくりゆっくり歩いています。(たまに早足になります)
以上のこと、かかりつけの先生に相談すればすむことですが、よりいろんな回答を教えていただき、少しでも愛犬が幸せに過ごせるように考えたいのです。
どうぞよろしくお願いします。
2019-05-31 13:03:12
専門の獣医師からの回答
僧帽弁閉鎖不全症(MR)と診断され、治療を行っているとのことですね。
MRは高齢の小型犬に多くみられる心疾患です。
MRはアメリカ獣医内科学会によりステージ分類されています。簡単に説明すると、、、
ステージA まだMRは認めないが小型犬などの好発犬種の飼い主さんに注意を促す
ステージB1 MRは認められるが、心拡大はない
ステージB2 MRがみとめられ、心拡大もある
ステージC 肺水腫が認められる、あるいは以前肺水腫になったことがある
ステージD 在宅での治療が困難な状況
心拡大が見られているとのことですのでステージB2ということになります。
ステージB2は幅が広く軽度の心拡大なのか、重度の心拡大なのかにより予後は変わります。
ベトメディンはステージB2からの使用により、予後改善が認められていますので治療は問題ないと思います。
ワクチン、フィラリア予防、シャンプーなどはよほどの臨床症状が出ていなければ、通常通り行っても問題はないと思います。散歩に関しては今の心拡大の程度によりますので、獣医師に相談して下さい。治療を行っていてもMRは徐々に進行していきます。それに伴い飲ませるお薬も増えていきます。今後も病態に応じて獣医師と相談の上、少しでもよりよい生活が送れるよう治療してあげてください。
2019-06-07 11:40:33
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