相談・獣医師回答・コメント
けだま(質問主)
猫 14歳 オス 雑種
体重:3.7kg
飼育歴:13年9ヶ月
居住地:宮城県伊具郡丸森町
飼育環境:室内
セカンドオピニオンを求めています。
今年15歳になる老猫です。
室内外を自由に行き来できる状態で飼っています。
胸に水が溜まっている(膿胸?)と言われましたが、今のままの治療法でいいのか分かりません。
2月17日から食欲が落ち始めました。
その後かかりつけの獣医さんに診てもらい、その日は血液検査と点滴をしてもらいました。
血液検査の結果は貧血と、腎機能の低下とのことで薬はありませんでした。
その2日後、呼吸が荒くなってきたので再び病院へ行き、レントゲンを撮ってもらった結果、胸に何か水が溜まっているとのことでした。膿胸とも言われました。
この日は点滴と薬をもらい、おしっこで水を出すと指示されました。
その後、薬を飲んで食欲もいつも通りでないまでも、食べるようになりました。
ですが、10日ほどたってまた食欲が落ち、薬を食事に混ぜていたので薬もとれなくなり、また病院へ行きました。
レントゲンを撮ってもらいましたが、前回と状況はさほど変わっていませんでした。この日も点滴をしてもらいました。
ネットで膿胸の治療について調べると、溜まった膿を出さなければいけないと書いてあります。
しかし、麻酔をするので負担がかかるからと膿を抜くことはしていません。
状況が良くならず、元気も無く、呼吸も苦しそうです。このままの治療方でいいのか、別の獣医さんに診てもらった方がいいのか迷っています。
ご意見よろしくお願い致します。
2019-03-21 19:57:34
専門の獣医師からの回答
胸水の診断として、胸腔穿刺を行い、その性状で判断します。
胸水が貯まっている場合に、胸水を除去するだけで非常に呼吸ができるようになります。
呼吸が荒いとありますので、胸水を抜いたほうがいいでしょうし、
10日たって、経過がよくないのであればなおさらです。
胸水抜去に際して、猫の性格にもよりますが、局麻では針がさせない猫もいます。
その場合には、鎮静剤などを使用しますが、リスクを伴います。
膿胸は死亡する可能性のある疾患です。
抗生剤の投与で治療の反応があまりよくないのであれば、胸にチューブを付ける手術などを
する必要があるかもしれません。
胸水がたまる病気として、膿胸のほかに、心臓病、肺炎、腫瘍などの可能性があります。
抜去した胸水の性状と、レントゲンや心エコーなどにてどの病気かを鑑別します。
当たり前ですが、病気により治療が変わります。
ご参考までに。
2019-03-23 18:05:09
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