イヌ・ネコの健康医療相談

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もきら(質問主)


犬アイコン 犬 12歳 メス 柴

体重:12.7kg

飼育歴:11年7ヶ月

居住地:長野県松本市

飼育環境:室内

柴犬メス、11歳7か月、避妊手術はしていません。
昨年末頃から尿漏れをするようになりました。いわゆるおねしょではなく、排尿後にポタポタ垂れる状態です。最初は数滴垂れる程度でしたが、最近は毎回ではありませんが、陰部からあふれるように出てくることもあります。
現在の体調は、食欲もあり、散歩もいつも通りです。

かかりつけ医で検査を受けたところ、血液検査ではグルコース、クレアチン、尿素窒素、カルシウム、ALT、ALKPは異状なし。TRIGのみ高値。
尿検査は低比重、血液±。
という結果でした。

医師の説明では、中性脂肪が高いことで多飲多尿、ヒートも重なって膀胱炎気味にもなっているかも…ということで、括約筋に作用する薬を処方されました。
一週間服用しても変化がないため、昨日、トリプタノールを一日4錠(朝2夕2)7日分処方されたのですが…
医師からは抗鬱剤でウトウト眠くなることがあるかもしれないという事と、即効性はないので、飲み終わる頃に変化がでるかもという説明は受けていますが、抗鬱剤を飲ませることに不安を感じています。
今朝2錠飲ませましたが、このまま服用し続けて問題はないのでしょうか?
尿漏れに抗鬱剤というのが腑に落ちないのですが…
夕方も飲ませてよいものか悩んでおりますので、お返事頂けると大変助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。

日時2019-02-07 09:33:28

専門の獣医師からの回答

「おねしょ」ではなく、「排尿後にポタポタ垂れる」ため、「括約筋に作用するお薬」を1週間試したのち、現在は「トリプタノール」というお薬の処方を受けておられる、とのこと。
 いわゆる「尿失禁」の治療を受けておられると思われますので、先ずは簡単に尿失禁についてご説明致します。
 尿道括約筋の機能が低下して、お漏らしをしてしまう場合についてですが、自律神経によってコントロールされている内尿道括約筋の収縮が悪いために、無意識に「お漏らし」をする場合は、「フェノキシベンザミン(国内未発売)」やそれに類似のお薬を投与します。運動機能、後ろ足の動きなどに異常がなければ、腰の脊髄にも異常がない可能性が高いと思われますが、背骨、腰骨のレントゲン検査で関節炎などが無いかを確認することが出来ます。
 もう一つの括約筋である外尿道括約筋の機能低下による「お漏らし」は、避妊手術を受けた犬で見られることがあり、ホルモン剤で治療します。
 ご愛犬の場合、「おねしょ」ではなく、「排尿後にポタポタ垂れる」とのことですので、尿道括約筋の問題では無い可能性も考えられますが、年齢的にホルモンの失調の可能性の否定出来ません。
 11歳7ヶ月で避妊手術を受けておられない、とのことですので、子宮や膣の奥に平滑筋腫のようなシコリが出来ている可能性は無いでしょうか。稀ですが、尿道の開口部周囲や膣に少量の尿が貯留するスペースがあると、排尿後に尿が垂れることがあります。検査としては、子宮や膀胱、尿道の超音波検査、レントゲン検査、膣鏡による尿道開口部とその奥の観察、さらには造影剤による膣造影レントゲン検査、などで膀胱結石、尿道結石、膣の平滑筋腫などを除外することが出来ます。
「トリプタノール」は、内因性尿失禁(分離不安などの精神的な緊張による尿失禁)に配慮して処方していただかれているものと推察致します。効果が見られるのに時間がかかることが一般的です。ご愛犬の体重から、お薬の成分と投与量には特に問題は無いと思われます。

日時2019-02-16 00:55:18

 
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