イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

まゆ(質問主)


猫アイコン 猫 3歳 メス 雑種

体重:3kg

飼育歴:3年2ヶ月

居住地:栃木県宇都宮市

飼育環境:室内

ベランダから落ちて右肘を骨折しました。プレートを入れる手術をしました。その際医師からは肘のギリギリまでプレートを入れるので、皮膚が破れてしまう可能性があること、そしてプレートは基本的には抜かないことを告げられました。
プレートを入れたままだと骨が弱くなるという話も他から聞き、また皮膚が破れてしまう可能性があるのに本当にそれで大丈夫なのか不安です。プレートを抜かないという治療方法というのは普通のことなのでしょうか?

日時2018-07-07 01:16:35

専門の獣医師からの回答

骨折のプレートによる治療についてですね。
右肘の骨折ということですが、上腕骨の骨折ではないですか?
一般的にプレートで整復した場合、骨折部位、骨折部位の骨の太さなどによってプレートを抜く抜かないを判断します。体にとってはプレートは異物ですので除去する方が良いですが、下記のような問題があります。
①麻酔リスク
②プレート除去に伴う周囲組織のダメージ
③プレート抜去後は骨の強度が一時的に下がる(スクリューを取り除いた穴ができるため)
④再骨折を避けるため、場合によっては何度かに分けて手術をしなければならない
よって、症例によってはプレートを抜去しないこともあります。

肘などの関節の骨折では整復が不可能な場合があり、関節固定を選択することもあります。
この場合は、一生関節を動かないようにするためプレートの抜去はしません。
プレートがあまりにも強固すぎると、骨が細くなっていくことがあります。多くは骨折の治癒過程で骨吸収が見られます。この場合は、早急にプレートを除去し、別の方法で整復する必要があります。

プレートを除去しなくても、ほとんどの動物に問題は生じません。
この場では一般的な事しか言えませんので、心配ならば再度主治医と相談して下さい。

日時2018-07-10 10:58:56

まゆ(質問主)


丁寧な回答ありがとうございます。
手術後の説明だと、肘付近の骨折と粉砕している部分もあったとのことでした。
大変な怪我だったと言われたのでやはりプレートを入れたままの処置になってもしかたないですね。
今後は患部が異常をきたしていないかよく様子を見ながら世話していきたいと思います。
ありがとうございました

日時2018-07-10 12:28:53

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