相談・獣医師回答・コメント
GURENANA(質問主)
猫 9歳 オス 雑種
体重:5kg
飼育歴:9年8ヶ月
居住地:神奈川県横浜市瀬谷区
飼育環境:室内
庭から離れなくなり我が家で飼うことなった元野良猫についてご相談します、生後半年ぐらいで飼い始め現在8年ぐらい経過、去勢手術済みです、性格が非常に神経質で、恐がりで、弱虫で、家族の中で触れられるのは私のみ、お腹を撫でたりはできますが、でも抱くことは全くできず、玄関に誰かが来ると一目散で姿を消し、毎度餌をやる母のそばには来るものの一瞬触れられる程度です。子猫の時は捕まえて病院に連れて行き手術ができたようなのですが…。
その猫が最近徐々に痩せ始め、皮膚病もひどく、いつも痒そうにしています、病院で写真を見てもらい飲み薬や塗り薬をもらいましたが、餌に混ぜると一切食べず、塗り薬も一度試してから匂いがするのか、それを持つだけで逃げていきます、薬を直接口に投げ込むことも全くできません、
食欲はあり、トイレも問題ないようで、元気も適度にありますが、水を頻繁に飲むし、かなり体が細くなり腎臓でも悪いのか?など、皮膚病もきちんと診てもらえたら治るだろうに…と思うのです、しかし、洗濯ネットなどに押し込むことはかなり難しく、これで死んでもそれがこの猫の運命とも思いますが、ストレスを多く与えずに治せるものならこのまま放置せず治療を受けさせたいと思います。
無理やりどうにかして病院に連れていってもそこで気が狂うのでは?とも思いますが、例えば麻酔で眠らせて病院に連れていく、または往診で麻酔をして診て頂くなど、何か手段はないのかな?と、このまま様子を見るだけでいいのだろうかと日々悩みます、こんな猫は見たことないぐらい弱虫ですが、何か治療を受けさせる手段がありましたら教えてください。
去勢手術以来、病院の先生に予防接種に家に来て頂いてもこの猫のみ注射できず一切受けたことがありません。
過去に2回ほど脱走したことがありますが数日後に帰ってきています。
猫に対しどのように考えたら良いでしょうか…
よろしくお願いします。
2枚目の写真はお腹の湿疹です、湿疹が主にお腹、目の上、耳の後ろに多いです。
2017-09-23 23:04:37
専門の獣医師からの回答
年齢が約9歳で、頻繁に水を飲み、最近徐々に痩せてきているとのこと。本来なら血液検査で腎機能を調べる必要がありそうです。皮膚については、主にお腹、眼の上、耳の後ろに皮膚炎があり、痒がっているとのことですので、アレルギー性皮膚炎の可能性がありそうです。同居猫がいるとのことですが、ノミ対策は大丈夫でしょうか?アレルギー性皮膚炎が疑われる場合、先ずはノミの駆除と予防が必要です。ただし、体調が悪いときは不用意にノミ駆除剤を使用することは出来ません。また、体のどこかに腫瘍が出来て皮膚炎が生じることもあります「腫瘍随伴性脱毛症(例えば、猫の胸腺腫など)」。食欲はあるとのことですが、麻酔や鎮静剤を事前に投与することは、今の体調を考えると懸命な方法ではないと思います。
痩せて来ているとのことですが、もし以前に比べて暴れる力が弱っているようであれば、洗濯ネットに入れて病院へつれて行き、診察を受けることはやはり難しいでしょうか?とにかく、ネットに入れる時などに絶対に怪我をしないように気をつけて下さい。袖の長い衣類を着用し、皮の手袋(動物病院で借りるか、難しければ手首の部分が短いですが、日曜大工店にある溶接作業用の皮製の手袋)を着用するなどして、必ず二人がかりで試みる必要があります。可能であれば、ネットに入れる前に頸にエリザベスカラーを装着できるとさらに良いのですが、いずれにしても無理をしないでください。
ネットに入れて病院へ行かれる場合は、事前に診察予約をしておかれると良いでしょう。
2017-09-28 18:15:43
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