コロナ探知犬、仏で活躍中 精度はPCR上回る97%?
新型コロナウイルスの感染拡大で水際対策の重要性が高まる中、フランスで5月から、感染者を嗅ぎ分ける探知犬が活躍している。探知率はPCR検査を上回る97%とする研究者もいる。フィンランドなど各国で実用化や試験運用が始まっており、世界の空港に広がる可能性もある。
探知犬が働いているのは南仏のマルセイユ空港。現在は15匹ほどだが、秋までに数百匹が訓練を終える予定。夏には、パリの空港でも実用化に向けた実験を重ねる計画だ。
嗅ぎ分けの秘密はウイルス特有のにおい。政府と実用化を進める仏アルフォール獣医大学のドミニク・グランジャン教授によると、新型コロナウイルスの表面には「スパイクたんぱく質」などの特徴的な構造がある。犬にはこうしたたんぱく質を嗅ぎ分ける能力があり、感染者の汗を吸わせたガーゼをかがせるなどして訓練を重ね、特有のにおいを覚えさせたという。(パリ=疋田多揚)=朝日新聞デジタル2021年07月08日掲載+09:00>
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