飼い犬の登録や狂犬病の予防注射せず、逮捕 犬60匹を保護

(画像は本文と関係ありません)
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 飼い犬に狂犬病の予防注射を受けさせていなかったとして、宮崎県警都城署は2月19日、都城市高崎町大牟田、無職戸越英美容疑者(73)を狂犬病予防法違反(予防注射義務違反など)の疑いで逮捕し、発表した。家宅捜索で数十匹の犬が確認され、うち60匹を保健所が保護した。


 発表によると、戸越容疑者は自宅で飼っていた犬約30匹について市に登録申請をせず、年1回の狂犬病予防注射も受けさせていなかった疑いがある。自宅敷地は約1650平方メートルと広く、犬が逃げないように周囲をフェンスなどで囲って飼っていた。かまれた人はいないという。


 狂犬病予防法では、飼い主は犬の取得日から30日以内か、生後90日を経過した日から30日以内に、市町村に犬を登録することが義務づけられている。年に1度は狂犬病予防注射もする必要がある。


 昨年5月ごろ、保健所に「犬をたくさん飼っている家がある」と通報があり、何度か登録を促したが従わないため、保健所が警察に告発していた。


(寺師祥一)

朝日新聞
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