川島なお美さんの愛したワインをもとに、動物愛護基金を設立
2015年9月に亡くなった俳優の川島なお美さん(享年54)の遺言に基づいて29日、「川島なお美動物愛護基金」が設立された。夫でパティシエの鎧塚(よろいづか)俊彦さんらが同日、東京都内で会見し、川島さんから託された思いなどを語った。
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生前の川島さんは愛犬家として知られ、ミニチュアダックスフント2匹を飼っていた。著名な文化人ら約240人で作る「エンジン01文化戦略会議」のメンバーとして動物愛護活動にも携わり、動物愛護法改正を求める署名運動などに関わった。
基金の資金は、川島さんが残したワイン22本をチャリティーオークションに出して作った。鎧塚さんによると、川島さんが遺言として残したメモに、「殺処分ゼロを目指す運動に役立ててほしい」といった内容が記されていた。犬や猫の殺処分を減らす保護活動や、動物の遺棄・虐待を防止するための普及啓発活動などを支援していくという。
基金の事務局はエンジン01の動物愛護委員会が務める。同委員会委員長で音楽評論家の湯川れい子さんは「本当にありがたいこと。川島さんの思いを形にし、継続していけるよう努力していきたい」といい、また鎧塚さんは「女房は、いったん飼った限りは責任を持って飼いとげないといけないということを、生前よく話していた。そうした思いを生かしていきたいと考え、基金設立の準備をしてきました」と話した。
(太田匡彦)
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