猫の聴覚を研究して作った「ねこのための音楽」 世界で話題
猫が暮らしやすくするために、様々な猫グッズが作られているが、ついに猫専用の音楽が作られ、世界中で話題となっている。
猫が反応する音を研究し、猫の気持ちを理解した上で作曲されたというCDアルバム『ねこのための音楽 ~ Music for Cats』が、国内でも2月22日(猫の日)、2,222円(税抜価格)で発売される。
イギリスでは昨年発売され、クラシックチャートで1位を獲得。“非人間向け音楽”として史上最高位ということで大きな話題を呼んだ。
日本でも、CD発売にさきがけて、12月にデジタル音源が配信され、日本のiTunesクラシックチャートで2位を記録。CD発売前から注目を集めている。
「ねこのための音楽」は全5曲。作曲者は、ワシントン・ナショナル交響楽団のチェリストや指揮者、作曲家として、クラシック分野で長年活動してきたアメリカの音楽家デヴィッド・タイ氏だ。
タイ氏は動物学の研究者とともに、動物の聴覚を研究し、種によって聴覚や音楽の好みが異なることを発見。2009年には、猿が好きな音楽を作曲して実験した結果をまとめたレポートを発表すると、ニューヨーク・タイムズで、その年1番のアイデアとされる「#1 idea of 2009」に選ばれた。
そして猫を研究対象にしたタイ氏は、猫が好きな音やメロディの研究を続けるなかで、胎児の時から聴覚が発達する人間とは異なり、猫は生まれた後に聴覚が成長していくため、人とは違うビートを好むことが分かった。人間用の音楽では全く反応しなかった猫たちが、タイ氏が作った楽曲を聴かせる実験では77%が“好反応”を示したという。
タイ氏は「音楽でリラックスすることで、猫らの生活が豊かになる」と語っている。
そもそも猫にとって心地の良い音楽とはどんな曲なのか。猫に聴かせると、一体どんな反応をするのか。愛猫家の方は試してみては?
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