猫カフェでもミーアキャットが副店長!? フェレットやトカゲも

栃木県小山市のJR小山駅前のビル地下に、「Cats cafe 22番地」がある。昨年2月2日オープンで、店名も開店日も「22」(ニャンニャン)にこだわった。
副店長に任命したのはミーアキャット。キャットと名がつくがマングースの仲間で、二本脚で立って周囲を見回す愛らしい姿にファンも多い。
開店1年を経て、フェレットとフトアゴヒゲトカゲが加わった。フェレットはイタチの仲間、ヒゲトカゲはオーストラリアの砂漠が故郷。なんだか猫の存在感が薄くなってきそうな気がするが、心配はご無用だ。
マンチカンのくろ、アビシニアンのルディ、トンキニーズのシルバら、個性豊かな11匹の猫が迎えてくれる。決して犬のようには従わず、あくまでも対等に人と猫の「一期一会」を楽しむ。人に飽きたら休息スペースに戻って寝転んでいる。その適度な距離感を楽しみに来る客も多いという。確かに、猫の行動を見ているだけでも飽きない。
岩瀬恵子店長(31)は「常連さんになると猫がいる空間を楽しむという感じでしょうか。座って本を読むだけの人もいます。初めての人でもアドバイスするので、安心して遊びにきてください」と話す。
意外だったのがフトアゴヒゲトカゲの触感の気持ちよさ。そして、ちらりと記者を見た時の表情。人間にこびない視線。猫と通じるものがある。
猫カフェは、人間の存在を見つめ直す機会を与えてくれるエンターテインメント施設である。
(佐藤太郎)

小山市中央町3の6の12、田中屋ビル地下1階。電話0285・39・8362。営業は午前11時~午後6時半。水曜定休(休日の場合は翌木曜日)。時間制で平日1時間1千円、土日祝日1200円(いずれも税別)から。フリードリンク。原則中学生以上が利用可。「清潔感には徹底的に注意を払っている」というだけあって、店内はイベントや撮影会などのための貸し切りも可能となっている。
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