ワクチンアレルギーって?
よく耳にするワクチンアレルギー。
そもそも何なのでしょうか。
ワクチンアレルギーはアナフィラキシーの一種で、定義によればIgEを介したⅠ型アレルギー反応のことです。ピンとこない人が多いと思いますが、体に異物が入った、もしくは接触したことで、単純に体が過敏に反応する即時型過敏性反応のことを言います。
症状として一番多いのは、ムーンフェースと言われる、顔がパンパンに腫れてしまう症状です。そのほかに、皮膚の発赤、呼吸困難、ショック状態などが起こります。
ところで、アレルギーを起こす原因物質(アレルゲン)はワクチンだけなのでしょうか。
いえ、そんなことはありません。ほかに、抗菌剤などの薬品、殺虫剤、食品などでも同じような反応を示すことがあります。
ワクチンアレルギーは、ワクチンやこれらアレルゲンの接種後、60分以内に起こることが報告されています。アレルギー反応を起こしやすい犬種は小型犬、純血種、特にミニチュアダックスフントとされます。こうした犬を飼っている飼い主は注意が必要です。
<参考文献>
1. 大森啓太郎、SA Medicine Vol.6 No.1 2004
1. 大森啓太郎、SA Medicine Vol.6 No.1 2004
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