高崎駅に大けがの猫 市・愛護団体に保護要請続々

左の前脚をけがしている猫=群馬県高崎市八島町、群馬わんにゃんネットワーク提供
左の前脚をけがしている猫=群馬県高崎市八島町、群馬わんにゃんネットワーク提供

 群馬県高崎駅西口に住み着いた猫が前脚に大けがをし、心配する市民から高崎市や動物愛護のNPO法人群馬わんにゃんネットワークなどに保護の要請が相次いでいる。ネットワークは保護に向け、猫の移動場所の情報提供を求めている。

 猫はキジトラ模様で、2年以上前から居着いた。今年春ごろに左前脚をけがし、折れ曲がって、傷口が赤く腫れているという。5月以降、仕事で訪れた神奈川や埼玉県の人を含め、「何とか助けて」という電話やメールが市とネットワークに計約30件寄せられている。

 ネットワークは5月下旬、猫が時々姿を見せる駅ビルと屋外2階通路の間に捕獲器を仕掛けた。動物が入ると閉じる入り口が閉まっていたが、別の取り出し口が人為的に開けられていた。中に入った猫を、誰かが逃がしたらしい。市によると、複数の人が猫に餌や水を与えている。猫が警戒を強めていることから、別の移動ルートに捕獲器を置き、保護したい考えだ。

 ネットワークの飯田有紀子理事長は「感染症にかかると命にかかわり、早く治療する必要がある。見つけたら捕まえようとせず、連絡してほしい」と話している。連絡はメールで。緊急時は090・5429・2112へ。

 市の担当者は「猫が動けない状況なら救護するが、現場に行くとすき間に潜り込み、けがの程度を確認できていない。いまは民間に頼らざるをえない」としている。(遠藤雄二)


(朝日新聞2015年7月29日掲載)

朝日新聞
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