イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

mokke523(質問主)


猫アイコン 猫 15歳 オス 雑種

体重:2.8kg

飼育歴:15年0ヶ月

居住地:宮城県仙台市太白区

飼育環境:室内

消化器系 低分化型 LGL型のリンパ腫、15歳の猫です。
抗がん剤治療を続けるために、貧血を改善する必要があります。
貧血を改善する方法はありませんか?

これまでーーーーーーーーーーーーーーー
2020年4月より治療を開始し、定期的に経口の抗がん剤(ロムスチン)を投与しています。

始めのほうは6週間隔でしたが直近では4週間隔になりました。

治療開始から今日まで毎日、朝晩下痢止め・整腸剤、夜にステロイドを継続して飲ませています。

それに加えて朝晩は冬虫夏草とアミノ酸とプラセンタのサプリをヒルズのad缶に混ぜて与えています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本日、抗がん剤を予定していましたが赤血球数が低く貧血状態にあるため抗がん剤を取りやめました。
(RBC 2.65M/μL)
医師によると、「腎数値に問題は無いので抗がん剤の影響で骨髄が働けなくなっているからかもしれない」とのことでした。

元々貧血気味の猫ではありますが、抗がん剤で更に骨髄へ負担をかけてしまったのでしょうか。。

病院では鉄剤を処方してもらい、ad缶を給餌するときに混ぜて与えるのですが、もっとほかにできることはありませんか?

かかりつけ医には、できることは2つだけど言われました。1つ目は骨髄に対してアプローチする注射?かなにか(曖昧ですみません)をやってみるかということと、鉄剤を与えて様子を見てみるかということ。
しかし1つ目のものは、腎臓が悪い時にやると効く場合があるとの説明でしたが、前述の通りうちの子は腎臓は悪くありません。

これからセカンドオピニオンを受診したりは正直し難い状況で、こちらのお医者様のお知恵をお貸しいただけないかと投稿致しました。

「給餌量を増やしてみては」など、ちょっとした事でも構いません。なにか可能性がありそうなことなどありましたらどんなことでも教えていただけると助かります。

内容によってはかかりつけ医としっかり相談して行っていきます。

長々とお読みいただきありがとうございます、どうかよろしくお願いいたします。

日時2022-01-13 13:00:04

専門の獣医師からの回答

猫のLGL低分化型リンパ腫で1年半も長生きして切れているのは、素晴らしいことですね。ロムスチの投与が制限されるには、白血球減少と血小板減少、腎機能低下、肝機能障害で貧血はないと思います。ロムスチンによる骨髄抑制なら貧血より血小板や白血球の方が先に低下します。消化器型リンパ腫における貧血の原因にはいろいろあります。消化管からの慢性出血、栄養障害(ビタミン不足、鉄欠乏、銅欠乏)慢性炎症に伴う貧血、溶血性貧血など様々な原因があります。鉄剤や腎臓が悪い時の貧血に使う薬(エリスロポエチン)は貧血の原因によっては使いますが、原因を特定することがもっとも重要です。

日時2022-01-18 09:33:34

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