イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

(質問主)


猫アイコン 猫 6歳 オス ブリティッシュショートヘア

体重:5.2kg

飼育歴:5年9ヶ月

居住地:神奈川県横浜市青葉区

飼育環境:室内

1か月ちょっと前に、尿道閉塞を起こし、併発した膀胱炎・腎盂炎での高熱状態から1ヶ月かけて治ってきました。医者からは「今後きっと何度も閉塞を繰り返すだろうから」と、会陰尿道瘻術のために紹介された大学病院へ。大学病院での検査では「尿道の手術は今必要ではない。それよりも尿管に石がある」と指摘され、SUBシステムを提案されました。通院のしやすさや費用面で転院した病院でも、同様にSUBシステムの話になっています。
現在、腎臓に細かな石が複数、片側尿管に石が1つ閉塞しない位置に(何とか尿は通過、しかし腎臓にも尿が溜まってきている)、膀胱に5ミリ程度の石が1つ、それぞれあります。食欲や体調はやっと回復してきて、今は家で走り回るようになりました。多飲多尿気味で、検査からも腎臓に影響が出ていると言われています。慢性か急性かは、医者により意見が分かれています。元気になりましたが、腎臓のことを考えると処置を急ぐ必要があるかなと思います。

質問は、SUBシステムについてです。SUBシステムを入れても、体が人工物を受け付けずトラブルが多い場合には、SUBを繋いだ腎臓ごと取ることになる、と言われています。

①もしもの時に、SUBだけを取ることは、どの病院でもできない事でしょうか?(尿管閉塞は解除の前提)

②まだ6歳です、SUBは一生体内に入れられる物なのでしょうか?どのくらいの期間、入れている例があるでしょうか?

③SUBを考えず、尿管の石と膀胱の石を取るだけの手術は、勧められないでしょうか?(尿管の切開・縫合はデメリットあり?)

SUBシステムについて、なかなか情報が見つけられず、まだSUBの手術について前向きに考えられずにいます。ひとつの意見として上記教えていただけたら助かります。よろしくお願いします。

日時2020-10-06 18:46:05

専門の獣医師からの回答

①体がSUBシステムを受けつけず、SUBをつないだ腎臓ごととることになるという事例は今のところ聞いたことはありません。ただし年単位でSUBシステムが閉塞して、チューブのみ交換することはよくありますし、そんなに難しい処置ではないです。
②SUBシステムは一生入れておくものになります。この器具が発売されてから年数があまりたっていませんが、発売された当初に入れた症例が今年で8年目になります。
③尿管結石の手術を推奨されいる先生もおられますが、尿管の狭窄を残さずに摘出するのにはかなり高度な技術が必要になるため、経験豊かな先生に依頼する必要があると思います。また猫の尿管結石はたいていシュウ酸カルシウム結石で、シュウ酸カルシウム結石を完全に予防することは難しいので、摘出してもまたすぐ出来てくることが多いです。

日時2020-10-08 00:01:18

(質問主)


SUBシステムについて、前向きに考える事ができそうです。チューブの交換が可能なのですね。また、8年の症例があることにも希望が感じられます。手術前に、医師と不安点を確認したいと思います。ありがとうございました。

日時2020-10-08 01:04:48

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