相談・獣医師回答・コメント
そらかぁさん(質問主)
犬 13歳 オス プードル(トイプードル)
体重:6kg
飼育歴:12年10ヶ月
居住地:神奈川県平塚市
飼育環境:室内
もう亡くなっているこの相談です。
今年2月に切除生検で肛門部に血管肉腫が判明、ドキソルビシンやミトキサントロンの抗がん剤を合計5回投与、投与期間中にも肝臓や腎臓付近にも転移と思われるエコー診断もされていましたが、6月17日夜に、急に元気がなくなり、前もって聞いていた状態になってしまったのではと翌日受診、腹腔内出血をしてしまい、アドナ出血をコントロール出来たのも束の間、心臓でも出血し心膜穿刺、さらにアドナを自宅にて注射で投与を続けていましたが、腹膜播種により、腹膜炎で痛みがでて、フェンタニルパッチや、モルヒネ投与もしましたが、い痛みをコントロールすることが出来ず、ずっとないてしまっていた状態だったので、モルヒネが効かないとなると、痛みを取ってあげる術は、安楽死しか、、30日午前中にプロポフォールを投与、3時間後に覚醒させた時にもしかしたら痛みの感覚がリセットされているかもと試したのですが、覚醒後、すぐになきだしてしまったので、一度は安楽死を受け入れて、その日までずっと痛いのはかわいそうなので、またすぐにプロポフォールを点滴持続投与、安楽死の予定が7月2日だったので、その日までプロポフォールで鎮静をかける予定でいましたが、やはり安楽死はさせたくなかったので、安楽死を予定していた前日に取り止めにして、腹膜炎の痛みが取れたら、残された時間が伸びるかも知れないとの提案で、腹膜炎に対して積極的な治療の為抗生剤などの注射を翌日に取りに行く予定でいましたが、翌日の朝に亡くなりました。
説明が長くなりましたが、直接的な死因は、やはりプロポフォールの持続投与よる心機能の急激な低下によるものだったのでしょうか❓
腹膜炎は急激な激しい痛みと聞いています。
モルヒネも動物に投与する量より多目に投与しても、効き目がなく、起きている限りずっと激しい痛みをどうしてあげる事も出来ない私達夫婦の選択はプロポフォール麻酔薬による鎮静しか安楽死の他になかったのですが、もう亡くなっているとはいえ、その選択が正しかったのか、2ヶ月以上たった今も悩み続けています。正しい、正しくないとは断言できないと思いますが、私達の悩みを少しでも理解してお返事をいただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
2020-09-11 19:40:36
専門の獣医師からの回答
まずは愛犬のご冥福をお祈り申し上げます。
血管肉腫は非常に悪性度の高い腫瘍であり、ほとんどの子が数カ月以内に亡くなります。
発生もしくは転移した部位にもよりますが、治療経過を見ると痛みは相当なものだったと感じます。
死亡した原因はわかりませんが、プロポフォールにより痛みの感覚は低下しますので苦しまずに安らかに眠りについたものと想像します。
他に治療法がなく、予後も悪い状態ですのでこの選択に間違いはなかったと思います。
最後は苦痛を感じず天国に旅立ったと思いますので、飼い主さんに感謝しているのではないでしょうか。
愛情を注いだ分、ああすれば良かった、こうすれば良かったと後悔の念が生じることは理解できますが、最後まで愛犬に寄り添い治療したことは間違いではないと思います。
2020-09-14 10:44:36
そらかぁさん(質問主)
お返事ありがとうございます。
かかりつけの担当獣医師にはなんの不満も不信感もなく本当に感謝の気持ちだけしかないのですが、ただただ、私達の選択が間違いだったのではとの思いが強く、相談させていただきました。
知人が麻酔で眠らせちゃってと言っていたと聞き、ひどく落ち込み、さらに選択が間違いだったのかと悩んでいたので、先生からのお返事を拝見して、気持ちが落ち着きました。
本当にありがとうございました。
2020-09-14 22:00:31
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