イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

(質問主)


犬アイコン 犬 14歳 メス マルチーズ

体重:3.7kg

飼育歴:12年11ヶ月

居住地:山梨県甲斐市

飼育環境:室内

初めて相談させていただきます。
よろしくお願いします。

マルチーズ・13歳・メスです。
2019年12月.14日 痙攣(受診せず)
2020年1月26日 痙攣を起こしたため、受診。
てんかんとの診断を受けました。
同時に、心雑音もあるとのことでした。(空咳が気になっていました)
エピレス錠10mg、アピナック錠6mgを、1日2回処方されました。
投薬を開始して1週間経ち、食欲が落ちました。 空咳は改善されています。
2~3日は薬をフードに混ぜていましたが、気付いて薬を残すようになったため、ちゅーるで包み、スプーンで飲ませています。
その後、フードを食べません。
用意をすると走ってくるので、食欲はあると思うのですが…一粒一粒、確認しながらほんの少し食べるだけです。
以前は、ドライフードを一気に食べていたため、心配です。
もし、投薬の影響で食欲が落ちたのであれば、副作用なのでしょうか?
薬を変更した方が良いのか、フードを変えて食べさせる方が先なのか、教えていただきたいです。

日時2020-02-03 09:14:04

専門の獣医師からの回答

かかりつけ医でも、十分に確認されたと思いますが、飼い主様が見た痙攣とは、どのようなものでしたか。痙攣という概念は個々人により異なり、軽い局所的な筋肉の震えを痙攣と言ったり、意識が消失して全身的の筋肉が強直して震えることを痙攣と言ったり、受け手の獣医師はその痙攣を確認するすることから診察が始まります(痙攣の動画撮影は有用です)。ここでは、てんかん発作(てんかんでも、脳腫瘍などでも起こる発作)というような、明らかな意識障害を呈するものとして説明してみます。
 相談されている13歳のワンちゃんの場合は、今回のてんかん発作は、飼育されてからはじめて確認されましたか。診断された、てんかんの場合は、10歳を越えてからはじめて起こるというのはあまり多くはありません(13歳ではじめててんかんが発症した犬は皆無ではありますが、それ以外のてんかん発作を起こす病気の可能性が多くなります)。
 処方された抗てんかん薬のエピレス(成分名、ゾニサミド)の投与量を一回量が計算すると2.7mg/kgと初期投与量として記載されている量(2.5〜5.0mg/kg)としては基準内ではありますが、少なめです。ゾニサミドは時折、食欲低下、嘔吐などの消化器症状を呈しますので、食欲不振というか、薬を用心しているような様子はゾニサミド投薬によるものの可能性があります(間食や人間のものなどを頻繁に与えられている動物は特に薬に敏感というか、空腹感が少ないので投薬が困難になることが多いように感じます)。その場合でも、安易に薬を変更するより、再度、診断に立ち返った方がよいと思います。
 今回の痙攣の診断(十分な除外診断や、可能であれば脳の検査)や、心雑音の原因の精査を行った上での治療が理想的な治療ですので、飼い主様が望むなら、まずは本当にてんかんなのか?から、検討した方がよいと思います。

日時2020-02-04 10:06:02

(質問主)


ご回答、ありがとうございます。

痙攣は、2回とも寝ている時に起こしました。
叫び声を上げ、近付くと全身が反り返り、突っ張っていました。
20秒~30秒位だったと思います。
治まった後、うんち、おしっこをしました。
その後は、ケロッとしていつも通りでした。
昨年起こしたのが初めてと思うのですが…留守番や就寝中など気付かなかったものがあるかもしれません。

これまでとても元気だったので、心配はつきませんが…かかりつけ医で、また相談してみます。

この度は、丁寧なアドバイスを下さり、ありがとうございました!

日時2020-02-04 10:56:53

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